読書「永遠の途中」
唯川恵さんの「永遠の途中 」(光文社文庫)
という本読みました。

ストーリーは、同じ職場で働く二人の女性、薫と乃梨子。やがて薫は結婚して家庭を持つようになり、乃梨子は、仕事に生きていく。家庭に入った薫、仕事に生きる乃梨子の二人が歳を重ねる中でお互いに対して思う事や、その立場ゆえの悩みなどが、年齢ごとに薫の視点と乃梨子の視点で綴られていく…。
この小説を読んで思ったことは、人って無い物ねだりする気持ちは誰しもあって、自分にないものを相手に見た時に、自分があの時こうすれば手に入っていたと後悔することがあるということ。
後悔という気持ちに関して、先日、東京横浜旅行をした際に、偶然にも友人と論じたことを思い出す。
人は、何かを選択した時に、同時に選択したもの以外のものを失っている。つまり、何かを得るとは、同時に何かを失うという話を聞いた事がある。ただ、その発想というのは、少なからず失ったものに焦点がいっている。失ったものを考えている時間というのは、ロス、無駄、以外の何者でもない。むしろ、選択したもの、得たものについて、また将来得るであろう何かに対して、思いを巡らす時間を持つ方が大切だよねという結論だった。
ただ、失った何かについて後悔する気持ちというのが共感を生みやすいのは、それだけ、失った何かについて考えている人が多いんだなと再認識するのです。
そういう気持ちは確かに無駄だし、ロス。でもそんな無駄な部分があるから、人間味があるのかもしれない。完璧な人間は、つまらない。
人とは後悔する生き物だが、後悔せずに今できる事を考えていきたい。しかし、後悔している人ってのが、なんとも人間らしいとグルグル思いを巡らすきっかけになる作品でした。
まあなんと言っても、選択したものに自信を持って進んでいくことって大事だなと思いました。
追記:同日21:45
この本を読むキッカケは、ツイッターでのあるつぶやきでした。
「もう頑張って生きてゆくのは疲れた。誰かに頼りたい、守られたい、それが正直な気持ちだ。」
これは、この本の冒頭で出てくる薫の気持ちです。
働く女性が素直に抱く気持ちってコレかな~、よく女性の気持ちが表現出来ているなぁ~とつぶやきを見て思いました。本の小説からの抜粋だと聞いて、思わず本のタイトルを質問したのがきっかけで、この本と出会いました。

ストーリーは、同じ職場で働く二人の女性、薫と乃梨子。やがて薫は結婚して家庭を持つようになり、乃梨子は、仕事に生きていく。家庭に入った薫、仕事に生きる乃梨子の二人が歳を重ねる中でお互いに対して思う事や、その立場ゆえの悩みなどが、年齢ごとに薫の視点と乃梨子の視点で綴られていく…。
この小説を読んで思ったことは、人って無い物ねだりする気持ちは誰しもあって、自分にないものを相手に見た時に、自分があの時こうすれば手に入っていたと後悔することがあるということ。
後悔という気持ちに関して、先日、東京横浜旅行をした際に、偶然にも友人と論じたことを思い出す。
人は、何かを選択した時に、同時に選択したもの以外のものを失っている。つまり、何かを得るとは、同時に何かを失うという話を聞いた事がある。ただ、その発想というのは、少なからず失ったものに焦点がいっている。失ったものを考えている時間というのは、ロス、無駄、以外の何者でもない。むしろ、選択したもの、得たものについて、また将来得るであろう何かに対して、思いを巡らす時間を持つ方が大切だよねという結論だった。
ただ、失った何かについて後悔する気持ちというのが共感を生みやすいのは、それだけ、失った何かについて考えている人が多いんだなと再認識するのです。
そういう気持ちは確かに無駄だし、ロス。でもそんな無駄な部分があるから、人間味があるのかもしれない。完璧な人間は、つまらない。
人とは後悔する生き物だが、後悔せずに今できる事を考えていきたい。しかし、後悔している人ってのが、なんとも人間らしいとグルグル思いを巡らすきっかけになる作品でした。
まあなんと言っても、選択したものに自信を持って進んでいくことって大事だなと思いました。
追記:同日21:45
この本を読むキッカケは、ツイッターでのあるつぶやきでした。
「もう頑張って生きてゆくのは疲れた。誰かに頼りたい、守られたい、それが正直な気持ちだ。」
これは、この本の冒頭で出てくる薫の気持ちです。
働く女性が素直に抱く気持ちってコレかな~、よく女性の気持ちが表現出来ているなぁ~とつぶやきを見て思いました。本の小説からの抜粋だと聞いて、思わず本のタイトルを質問したのがきっかけで、この本と出会いました。