こんにちは、デイヴです。
2020年3月半ばに脳出血を発症。
約半年間の入院生活で経験した
さまざまなできごとを回想録として綴っています。
朝食に始まり、昼食、夕食と、
院内では当然のことながら1日3食を摂っていました。
多目的エリアに集う患者は、50〜60歳代がいる中で
比較的多いのは70歳代以降の高齢者。
摂食はなんとか自分でできるものの、
一つひとつの動作がおぼつかない、
なんとも頼りない印象の人たちが目立ちます💦
看護師さんたちによる配膳が終わって、患者たちが箸を付け出すと、
「ハイ、テレビ消しまーす」
と言って、看護師がテレビのリモコンを操作し、テレビを切ります。
ちょうど面白おかしい番組を放映してても容赦ない😅
「まだ視ていたいのに……」
と思っても、決して甘くしてくれません。
一度、看護師に訊いたことがあります。
「テレビでこれからいいところ、視続けたいところなのに、
どうして食事時には切っちゃうの?」
と。
すると訊かれた看護師は間髪入れず、
「高齢患者はテレビに夢中になって食べるのを忘れてしまい、
いつまで経っても食事時間が終わらないから!」
……なるほどねぇ。さもありなん。
その代わり、多目的エリア前のナースステーション脇に設置したCDラジカセを
看護師が操作してBGMを流していました。
これが、NHK朝ドラ『てっぱん』(2010年後期)で使われた挿入曲ばかり。
耳が食傷気味になるくらい聞かされました😅
反対側のエリアでは、こちらは人数が少なくてテレビは点けっぱなし。
退院間近の患者さんが集うそうで、リモコン操作も患者に任せているとか。
「早くあっちのエリアに行きた〜い」
と乞うデイヴでありました。
結果、6月半ばには、そちらのエリアで食事を摂ることになりました。