入院回想<21>~食事タイムのおきまり | 脳出血、重度の左片麻痺からの「めざせ!社会復帰」

脳出血、重度の左片麻痺からの「めざせ!社会復帰」

2020年3月に脳出血を発症し左片マヒに。リハビリとスピワークを通して、全快復を目指すおじさんの手記。併せて半生を振り返る半生記をエッセイ風に綴っています。

こんにちは、デイヴです。

2020年3月半ばに脳出血を発症。

約半年間の入院生活で経験した
さまざまなできごとを回想録として綴っています。


朝食に始まり、昼食、夕食と、

院内では当然のことながら1日3食を摂っていました。


多目的エリアに集う患者は、50〜60歳代がいる中で

比較的多いのは70歳代以降の高齢者。

摂食はなんとか自分でできるものの、

一つひとつの動作がおぼつかない、

なんとも頼りない印象の人たちが目立ちます💦


看護師さんたちによる配膳が終わって、患者たちが箸を付け出すと、

「ハイ、テレビ消しまーす」

と言って、看護師がテレビのリモコンを操作し、テレビを切ります。




ちょうど面白おかしい番組を放映してても容赦ない😅

「まだ視ていたいのに……」

と思っても、決して甘くしてくれません。

一度、看護師に訊いたことがあります。

「テレビでこれからいいところ、視続けたいところなのに、

どうして食事時には切っちゃうの?」

と。

すると訊かれた看護師は間髪入れず、

「高齢患者はテレビに夢中になって食べるのを忘れてしまい、

いつまで経っても食事時間が終わらないから!」


……なるほどねぇ。さもありなん。


その代わり、多目的エリア前のナースステーション脇に設置したCDラジカセを

看護師が操作してBGMを流していました。



これが、NHK朝ドラ『てっぱん』(2010年後期)で使われた挿入曲ばかり。


耳が食傷気味になるくらい聞かされました😅


反対側のエリアでは、こちらは人数が少なくてテレビは点けっぱなし。

退院間近の患者さんが集うそうで、リモコン操作も患者に任せているとか。

「早くあっちのエリアに行きた〜い」

と乞うデイヴでありました。


結果、6月半ばには、そちらのエリアで食事を摂ることになりました。