大河滔々
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2012年2月1日正午

ちょうどオレのお昼休みに約束通りメール。



『起きてからも放心状態 突然大きなものを無くして奪われて どう動けばいいんだっけと思っている 恋人が居なかったときの感覚なんて覚えていない。
苦しいよ、本当に。

頑張って断ち切るしかないんだよね。苦しいけど。付き合っていったらもっとくるしいなんて本当に悲しいよ

四年も付き合ってきたのに子供も結婚も経済力ある人としてだなんて この間もお前が言わせるんだろって言われて。

悲しかった

人が言うことなのって思った 本当に本当に本当に冷たい人間だね、あれじゃ誰にも好かれないね』


『四年近く付き合って 今更結婚はなし、子供もなし。
無理ですだって。
私って何も魅力ないみたい。

悲しかったな本当に』


『後悔なんてするの?
この間誕生日近くに お金あれば今すぐ結婚したいのにとか
Mが30までにはどうにかしようて突然言ってきたのに、今になってお前が言わせるんだろって。

最低な奴だなって思った。こんかや誰もついてこないよ。
性格悪いし育ちも悪いし。
外面いいだけ。マザコンだし。』


『うん別れて悲しんでるなんて思われるのもごめんだね。

そんな魅了的なやつじゃないし。

綺麗になって毎日明るく楽しんで振った事後悔させてやるし。
将来もないのに よりなんて絶対戻さない

引っ越したら片付け手伝ってもらうことになっていたけど、絶対に入れない』


オレからの返事は消去したので、
いまは一通も残っていないけれども。

話に耳を傾けつつ送られてくる文面を理解し、
慰め励ましていたはず。


もちろんアイツの悪口は、
一切言わないのは当然として。

彼なりに誠意を見せようとしてるんじゃないの、
テキトーに話し半分で文章を綴る。


今回は何日でヨリを戻すかな。

念願叶って2度目のひとり暮らし。


その恩赦が発令されれば、
もしかしたら大幅短縮も!?

打つ指は軽やかだ。

ウンザリ話とは早くおさらばできる。

オレの身にもなってくれい!!

2012年2月1日未明

あの日の記憶を呼び起こす。



『ありがとうね ゆっくり休んで 明日も頑張ってね』


前日の夜は疲れ果てていたせいか、
このメールを読むことなく熟睡してしまっていた。

さすがに早寝したせいか、
ふと夜中に目が覚める。


眠気まなこで返信。

他愛もないおやすみの返礼だったと思う。


さてまだ夜中の3時過ぎだし、
もうひとり眠りしようか。

布団をかぶり直したときにメールが届く。


『しにたい』


あしたは彼女の休日だけれども、
夜更かしとは珍しい。

いや、それ以上に文面に面食らった。


慌てて?を送り返すも、
またしても一言一句同じのがオレのケータイに。

??意味が分からない。


『電話くり』


頭が醒めてしまっているが、
ボタンを押す指がついていかない。

何とかダイヤル成功。


数回の呼び出し音の後、
あのコの声が聞こえた。

しかし、すすり泣きで何を言おうとしているのか、
よく聞き取れやしない。


それでも耳を澄ませると、
ぽつりぽつりと語りはじめた。

内容は要約すると、
カレシと別れたらしい。


ああ、またか。

半年だか一年に一度の恒例行事、
いつもの大喧嘩が始まった。

やってる本人はいいけれど、
ガス抜きにされるのは勘弁してくれ。

オレはどこで発散すればいいいんだ!?


どうせまたほとぼりが冷めれば、
すぐに元サヤに戻るのは目にみえてる。


結局、一時間ほど長話に付き合わされ、
少しだけ落ち着きを取り戻した様子。

起きたら連絡すると電話を切り、
オレはそのまま仕事へ。

続き

前の付け足し。



彼女と知り合ってから約6年半、
親密になってから4年あまり。

顔を見ずとも声のトーンと話し方で、
オレの感情や考えてることを見通す。


単純な性格だけれど、
心の中を覗かれてるようだ。

それでも何事も無かったように、
言葉を選びながら話を続ける。


しかし心はやはりここにあらず、
何を言われようと耳を通りすぎるだけ。

無性にこの場を去りたくてたまらないが、
気の利いたセリフが思い浮かばない。



そんなこんなで眠る準備が3時過ぎに整い、
ようやく消灯し暗く寒い室内に横たわる

よほど疲れていたのだろうか、
ほどなくして真横で寝息が聞こえ出す。


いつもならば素っぴんの寝顔を眺め、
キスする衝動に駆られるのに。

いまは見るのもイヤになり、
背を向け瞼を閉じるも…。


またしてもあの数枚の頁を思い返し、
複雑な心境を抑えられない。

オレが招いたことだし、
あのコにも非はあるけれども。



許せるのと許し難い部分とがせめぎ合い、
もう収拾のつかないぐちゃぐちゃ。

これまでであれば何日かすれば、
また元通りに戻れただろう。


しかしこんどばかりは違う、
4年の恋も冷めてしまってる。

それが根本的に違い、
恋愛感情の最期の一荒れな気がした。


欲情も完全に失せてるのを感じつつ、
だから冷静沈着になるのも早かった。

もうわき上がることはない、
安心と安堵にも包まれ熟睡。



それから3時間の休息とはいえ、
ひとり清々しい朝を迎えられた。

玄関のドアまで見送ってもらい、
彼女の城をあとにする。


もう敷居を跨ぐどころか、
ノブにも触れないと思う。


精神・経済的な支援は、
肉体とともにアイツにまかせよう。

バイトの彼には大変な重荷でも、
実家暮らしだし何とかなる気がする。


それぞれ別々の道でも、
幸せを感じるように。

いままでありがとう、
そして永遠にさようなら。
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