WWE SummerSlam Review | コアドラのプロレス研究室

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アダムジョエルがアメリカ国歌をギター演奏。
今年でサマースラムは24回目を数えるとのこと。ダークマッチはライリーvsジグラー。ジグラーは状態が良くなかったのか、今回は外れた。

ミズがリングに。喋っている途中でトゥルースが遮る。トゥルースがリングに上がる前にデルリオが入場、今回のオープニングは、事前発表されなかったボーナスカードから。

ザ・ミズ&Rトゥルース&アルベルト・デル・リオvsコフィ・キングストン&ジョン・モリソン&レイ・ミステリオ
3つの抗争をひとつにまとめた試合。タッグということもあってか、特にコフィの動きが冴え渡っていた。爆発力重視の試合運びもあって、会場の盛り上がりも上々。ベビー組が飛ぶは飛ぶはで、会場を暖めた、なかなかいいオープニングだった。


パンクとジョニーがバックステージで話中。RAWでの一件について謝罪しろと言うと、パンクは素直に謝る(もちろん軽く馬鹿にした感じで)。話が終わるとステフが登場。健闘を祈ると、握手をしようとするも、パンクは拒否して去っていく。


ヘンリーvsシェーマス
シェーマスの打撃の重さ、ヘンリーの巨漢独特のパワーが、うまくかみ合った試合になった。パワーバランスをほぼ対等にして試合を進めれたのも大きいか。最後のフェンスに突っ込んで、フェンスを破壊したこともパワー対決を象徴するものに。それによるカウントアウト決着だから、もう少し引っ張るのかな。最後は残念だが、思ってたよりいい試合に。


ジョシュがクリスチャンにインタビュー。
オートンは、今日勝つことなんか出来ない。やつは過大評価されてるからなと自信満々。

Cee Lo Greenがサマスラのテーマソングなどをライブで披露。途中でディーバも出てきてダンスを踊る。

ケリーケリー(ch) (w/イヴ)vsベス・フェニックス(w/ナタリヤ)DIVAs王座戦
ケリーが果敢に攻める。身体能力を生かしたムーブや体を張った飛び技などを見せるも、やはりロープワークは致命的。しかしながら、今までを考えると大分健闘した格好になった。
一瞬の隙を突いてケリーがまさかの防衛だったが、いくら実力差があるとはいえ、安直に移動させるのは、どうかと考えたからだろうか。これくらいできれば、今回限りの防衛もありか。次回PPV NoCでもタイトルマッチは組まれるはずだから、そこでベスかナタリヤに移動か。


ステフがシナの控え室から、複雑な表情をして出てくる。

トゥルースとジミーハートが話をしている。
とうとうジミーつながりでジミーハートが登場。ジミーが、俺と組めばトップになれるぜと話を持ちかける。トゥルースは最初は乗り気だったが、ジミーと口にした後、興奮し始め、陰謀かといいながら立ち去っていく。


ウェイド・バレットvsダニエル・ブライアン
去年はともにチームNexus vs チームWWEで大会メインを張った、若きテクニシャン同士の対決となった。
細かな技術力や思いっきりのよさは、アメドラが上回るものの、技巧派同士安心して見れる試合。アメドラのキックはいつ見ても強烈、ちょうどインディー時代の試合を見た後だったので、じっくりサブミッション多用で試合を作ることから、WWE向けに展開を早くできる、キック多用のスタイルに変わったのだなとよく分かった。

バレットは勝ちはしたものの、ウェストランドはやはり必殺技として弱く見えてしまう。あれだけ恵まれた体格、技術を持っていながらもったいない。つなぎ技の充実具合を考えると、そろそろ新技を考えたほうがいいかな。


クリスチャンがリングに。サマースラムですべてが変わるといった。今日は俺の最高の友人を呼んできたぞ。みんなに紹介しよう、R指定のスーパースターエッジだというとエッジが登場。会場は大歓声、エッジは試合は出来ないけど、リングに上がれるのはうれしいというものの、親友であることは確かだが、ここ最近のクリスチャンの行動が不満で、俺はクリスチャンのセコンドにはつきたくはないと言って立ち去る。

クリスチャン(ch)vsランディ・オートン 世界ヘビー級王座戦 ノーホールズバード
オートンが冷酷さをコントロール。単純にキレてる状態と、感情をコントロールしながらも、とんでもないことを考えてるときで、動きを意図的に変えているように見える。キレているときのオートンは爆発力に優れ、冷酷なときは、試合を支配的に進めようとしてるといったところか。ノールールであればキレてしまったほうが面白い

クリスチャンも巧さを発揮。やはりここ一番という大舞台で、実力を出せるレスラーである。テーブル受けや鉄階段受けを見ていると、やはり受けで輝く選手なんだと改めて思うね。最後のコーナーから飛んだのを迎撃されて、鉄階段の上にRKOされたのは、説得力抜群。MOTNを狙える好試合となった。

クリスチャンが負けたことによって、オートンが再び世界王座を獲得。ここまでやって負けたのだから、クリスチャンはさすがに一度タイトル争いから外れるほうがいい。


CMパンク(ch)vsジョン・シナ(ch) ゲストレフェリー:HHH WWE王座統一戦
HHHは中立を守って試合に臨んでいる。あくまで完全決着を望んでいるのか、カウントアウト寸前で、カウントを止めて、二人をリングに戻すなど見られた。
前回のパンクの下克上のような立場から変わって、対等な立場で試合を展開。お互い行動を読んでカウンターに打って出て、予測不能な試合運びに。前回はとことん必殺技を温存して、一撃の重みを保ったものの、今回は必殺技を多用。全必殺技総動員しても決着せずという死闘感を演出。その中で、パンクがサベージリスペクトのエルボーを出したりしている。
マネバンとは異なる流れで試合が進んでいるのでそれはそれで面白いのだが、内容面では多少劣っているように思える。それもそのはず、前回よりも、掛けてる時間は少し短いし、この後につなげるためにあえて試合を軽くしたようにも見える。

問題のその後。HHHがパンクの手を掲げて退場後、ケビンナッシュがまさかの登場。クローズラインとジャックナイフを決めて足早に去っていき、HHHは呆然。さらにデルリオが出てきて権利を行使。延髄一発であっさり新王者が登場。ランブル戦以降、長引きに長引いた王座獲得をとうとう実現した。


ここで考えたいのはHHHの立場について。
これが本当にHHHの予期していなかったことなのか、はたまた裏で誰かとつながっていたのかが今後の展開のキーとなる。元クリックのディーゼルことケビンナッシュ、そしてデルリオの、待ってましたと言わんばかりの権利行使。HHHが二人に関与しているか、デルリオとケビンナッシュの間だけのやり取りなのかで、今後の展開はまるで違ったものになる。明日のRAWでは、前発表通りにいけばミステリオとの王座戦が控えている。パンクとシナの言動にも注目したいが、HHHが関わっていてヒールターンするのか、はたまた、今までどおりのCOOを続けるのかに注目したいと思う。