歌に携わる | marhyオフィシャルブログ「I Want to Bite a Little」Powered by Ameba

歌に携わる

今日は理由あってライブを2件はしご。奇跡的に
ライブハウスが近かったのでどちらもちゃんと観れました。
2つとも女の子のVocalistちゃん。

もう何年前になるだろう。6~7年前シンガーソングライター
としてピックアップしてもらい、上京し、歌う事の難しさや意味を
突きつけられていたあの頃。
どっちかというと英語詞の歌が好きだった私は日本語を歌う
という事がどういう事かをその頃はまだ理解していなかった。
理解していたつもりだったんだけどね。どうしてもリズムや
メロディーの方を大事に歌ってしまう癖が付いていたらしい。
ただ幸運にも周りに尊敬すべき人たちが居てくれて、根気よく教えてくれた
お陰で、ゆっくりではあるけど変わっていけたんだと思う。
その時は頑固な私も心を真っ白にして言われた通りの色にまず
染まってしまおう、そこから自分の色を見つけ出そうと決めていた。
同じ曲を何回歌っただろう。100回以上は歌ったな。MDに録って
聴いてみて、、を繰り返し、繰り返し。
今聴くと歌い方を変えようとして変え切れてなくて、超きもい。
何回泣いたかな。でもね、そういう時期があって諦めなかったからこその
今があるんだなと思えるよ。

それから作家(人に曲詞を提供)に力を入れる事になるんだけれど、
自分が歌わない事への不自然感はあんまりなかったんだ。不思議なんだけど。
で、「他人の歌を録る」っていう事を初めてしたのが4年前くらい。
そこで今度は客観的にどういう歌がぐっとくるのかをジャッジするっていう
脳が生まれた。と同時に自分の歌でまだまだだった所も見えてきたりもした。
もしかしたらこの辺でやっとほんとの意味で理解出来たのかもな。

「良い歌」って言っても好き嫌いもあることだし難しいじゃないか!って
思ってた部分も、「好き嫌い」や「趣味趣向」ではないところで語れる
「良い歌」って言うのがあるって事に気付けたりした。

DAUGHTERで歌えることになり、marhyでも歌えることになり、それが
上手いこと反映されているかどうかはまだまだ発展途上な私なので
分からないけれど、これから「歌う事」と本格的に向き合っていく人、
もしくは6~7年前の私と同じ様な所で悩んでる人に 何か私の
その6~7年分のエッセンスが役に立ったらいいなと思うようになったのです。

もちろん必要とされれば、、ですけどね。

そして私も負けじと良い歌歌っていけるよう精進するのです。