この高校生は、ストロングレベルのステロイド外用薬と、黄色ブドウ球菌対策として抗生剤内服、さらに、ステロイドの内服をしても、顔の紅斑とジュクジュクした湿疹がおさまらなくなっていました。
長年のステロイド外用により、ステロイド耐性が生じ、ステロイド無反応の湿疹になってしまったのでした。

本人と相談して、
今年の7月初めから、脱ステロイドを実践しました。

ステロイド外用薬を中止すると、顔全体がジュクジュクと赤く腫れあがり、とても学校に行ける状態ではなくなりました。
通学したいとの希望があったので、
プレドニン 15mgの内服(結構な量です)から、症状に応じて少しづつ減らして、やっと先週にプレドニンの内服を中止することができました!

約3か月の戦いでした!
まだ湿疹はありますが、ステロイド外用薬を塗っていた頃に比べて赤みが治まっています。
保湿剤もステロイド外用薬も使用していません。

今後も、波があると思いますが、ステロイド耐性になりやすい体質ということが分かったので、今後の人生でステロイド外用薬を使用しないことを願います。