薬剤には、依存性のあるものがあります。

睡眠薬とか、精神病薬とか、
麻薬や覚醒剤とか、

そういう薬物について、
ドクターゆきは詳しくないのですが、

精神科の樺沢紫苑先生のユーチューブをみてたら、

「薬物依存の脆弱性」ということをおっしゃってました。


ドラッグの軽いのを
遊び半分でやった場合、

ある一定の割合の方が、
軽いドラッグではものたりなくなり、
覚醒剤になり、麻薬になり、
とどんどん強い薬剤を求めてはまってしまうそうです。


反面、
何度も軽いドラッグを使ったとしても、
それで満足して、
それ以上に深みにはまらない人もいます。


それは、
精神力とかでは説明できず、
「薬物依存の脆弱性」という体質的、おそらく、遺伝子レベルのもので、
その度合いは、
人それぞれだそうです。

すぐ薬物依存になる人と、
薬物依存になりづらい人とでは、
遺伝子レベルから違うよ、ということです。


「ステロイド依存」も同じです。
はじめは、皆、弱いステロイドで湿疹がよくなります。

一部の患者さんは、
その後、弱いステロイドでは湿疹がおさまらなくなり、
どんどん強いステロイドを使わざるをえなくなります。
そして、最強のステロイドでも、
コントロールがつかなくなります。


反面、弱いステロイドで、
長いことコントロールできる人たちもいます。


ね、似てるでしょ。


標準治療は、
「ステロイド依存の脆弱性」遺伝子が無い患者さんには、上手くいくのかもしれません。

反面、
「ステロイド依存の脆弱性」遺伝子を持っている患者さんにとっては、標準治療で上手くいくはずがありません。


ステロイドを使うと、
「ステロイド依存」になりやすいか、
なりづらいかは、
今の医療では、調べようがなく、
わからないのです。