昨日は私の赤ちゃんが産まれてこれなかった日。


もうすごく前の出来事なのに鮮明に覚えてる。
赤ちゃんがいます、予定日は12月25日です。と
先生に告げられた時はそれはそれは嬉しかったです。
半年くらい赤ちゃんが欲しくて悩んでいたから、
病院の帰りにはスキップしたかった。でも先生に体に気をつけてくださいねと言われていたからしなかったけど。


最初に義理のお母さんに報告したかったけれど時間差で私の母との電話で嬉しくて話してしまった。
義理のお母さんも母も喜んでくれたな。


翌朝下腹が痛くて目が覚めて洗濯物を干してまた横になってました。仕事は早番でどうしても休めないからとりあえず出勤して、遅番の人が来たら早退すれば良いか、と安易に考えてました。


一緒の早番の人に事情を説明して座ったりして、遅番の人が出勤してから妊娠してます、お腹が痛くて出血してます、病院に電話したらすぐに来てくださいと言われました、と話して早退して病院に向かいました。


この時ケチらずにタクシーで行けば良かった。
近いからと電車で行ったけどタクシーなら赤ちゃんがいなくなる事もなかったかもしれない。


待合室で椅子に座っている間も気が気じゃなくて早く診察の順番が来ないかとそれだけ願ってました。


順番になり診察。先生が残念ながら、と切り出しただけで涙がポロポロ出て冷静ではいられなくなってしまいました。多分鎮痛剤やら安定剤を打たれて、泣き叫びながら「お願いします」「赤ちゃん助けて」と叫んで掻爬の手術が終わって、2階の病室に行く階段でぶつけて足をざっくり切りました。


少し寝た後、翌日の仕事は休もうと思って電話を借りました。こんな時でも仕事の事考えてる自分に反吐が出ます。電話の相手の社員さんは事情が分かっていないみたいで、明日は何故休むの?と聞いてくるから泣きながら流産したからです、と声を振り絞って告げました。もしかしたら半分叫んでいたかもしれない。


夜。看護士さんが起こしにきてお母さんがいらしてますと声を掛けてくれました。
母に病院を教えていなかったので、迎えが来るとは半信半疑でしたが、玄関に母がいました。
タクシー待たせているから、ほらほら急いでと促されてタクシーの中で「赤ちゃんいなくなっちゃた」と泣きながら言ったら「私なんて3回も流産してるのよ。しかもたった1日じゃないの」とピシャリと言われました、それ以来母には流産の話は出来なくなってしまった。


自宅に着いて家族が出迎えてくれて、とにかく横になって体を休めたかった。
でも手術の光景や足の痛みが夢に出て来て、泣きながら叫んでいるので、家族が飛んで来たりしました。


私のメンタルがおかしくなり始めたのはこの頃です。
他にも家族との諍いとか理由は色々重なったけど。


とにかく私の赤ちゃんはもう私が想い出してあげないと誰も存在すら忘れているので、可哀想に思います。
クリスマス産まれだった赤ちゃん。