おはようございます。
脱パチンコアドバイザーの吉崎です。
今日はギャンブル依存症に代表される、「パチンコ依存症」「パチスロ依存症」の
心理について話したいと思います。
ちょうどその辺について動画でアップされていたものがあったので紹介します。
音楽がちょっと怖いので、怖がりな方は、ミュートにするといいかもしれません。
動画の文章にも書いてあったのですが、
ギャンブル依存者は、ある特定の心理状態を繰り返します。
それは、自分を正当化するということです。
自分を正当化するというのはどういうことでしょうか?
まず、ある男性が、久しぶりにパチンコで遊んでいるとします。
その男性は、今日は5000円使ったら帰ろうと決めて入店しました。
あっという間に5000円を使い果たした男性は、今日は久しぶりだから
あと、2000円くらい突っ込んでもいいだろうと思います。
それを何回も繰り返し、結局は、財布の中身をすべて使うまで、ギャンブルに対する
熱は冷めません。
使ってしまったお金に対して後悔しますが、自分を正当化するために、
「十分楽しんだから、パチンコ店に貯金したと思って今日は、帰るか」
と自分を納得させます。
これが、自分を正当化するということです。
これは、何も、ギャンブル依存者だけがそうしているわけではありません。
この世の中の人間は、何かしらをする場面で、自分を正当化するという行為を
無意識にしているのに気が付いていますか?
ギャンブルにはまっている、心理は非常に恐ろしい心理だと思います。
実際に自分も過去に経験していたので、よくわかりますが
パチンコがストレスを解消してくれるとおっしゃる方がいますが
逆に私はパチンコをしている時のほうが、強いストレスを感じていたような気がします。
私自身が感じていたストレスの代表例を挙げると
・台選びの段階で、この台を選ばなかったら、あとで、後悔するかもしれないという不安
・生活費のことを考えて、あといくらくらい突っ込めるか計算しているとき
・5万くらい突っ込んで、現金がなくなり、このまま帰ると、他の人に連チャンされるんじゃない かという不安
・ふと気が付くと、最近会社と、パチンコ店の往復しかしていない現実に自分の人生って何なのか という言葉にできない不安
パチンコをしているほうが圧倒的にストレスがかかっている現実に実は気づいているんだけど
いつかは、大金が手に入るだろうという、根拠のない自信みたいなものが、付きまとわる
ために、負けたお金を取り返すためにだけの、ただ、生産性のない毎日を
繰り返してしまうのが現状です。
その心理をうまく表現している動画を見つけたので、こちらもご覧ください。
私自身、こういう状況をいつも、パチンコホール内で見ていました。
実際に、パチンコ店で働いていたこともあるので、よくわかります。
とつぜん、発狂する男性もいました。
心臓発作を起こし、救急車がくる騒動にまで発展した例もあります。
トイレには尿をまき散らし、トイレットペーパーが散乱していた時もありました。
正直、常識では考えられないような、非現実の中に、いるような感覚があります。
パチンコ依存、ギャンブル依存の方の心理は、通常では考えられない心理になっている
ことが手に取るようにわかります。
なぜこのような、状態になるまで、本人たちは気が付かないでしょうか?
これに対する答えは、思い込みに支配されているということです。
・次は必ず出るはずだ
・これだけ負けているのだから、出ないわけはない。
・夜勤明けにパチンコをすると確率が高くなる
・今まで、大金を手にしたことは何回かある、だから、借金はすぐに返せる
すべて、根拠がありません。
ですが、本人たちには、選択肢がありません。
普通であれば、誰かに相談するところなんですが、
先日も話した通り、ギャンブルに依存する方の特徴として
・まじめな人が多い
・コミュニケーションが苦手な方が多い
・自分のことはすべて、自分でする人が多い
あくまで、私自身の過去の経験から、話していることですが、
じぶんが、ギャンブルにはまっているという現実を認めずに
自分で作った借金は何としても、ギャンブルで取り返すという選択肢しかなく
さらに、借金を重ね、増え続けた借金を冷静になってみた時
初めて、大変なことをしているという現実に引き戻されるのです。
私は、常々、ギャンブル依存を抜けるためには、自分の依存している
理由を明確にすることを提唱しています。
つまり、理由を明確にするということは
一つずつ自分のギャンブルに行く間違った思い込みを取り払うことをしなければ
ならないということです。
結局はすべて思い込みでパチンコや、パチスロ、競馬、競艇、カジノ
をしているということになります。
馬が好きなだけで、馬券を買うことは、ないはずです。
パチンコが好きなだけなら、ゲームセンターでも満足するはずです。
ですが、ゲームセンターでは満足できないには、理由があるはずです。
たいていの場合は、現金が手に入るということが根源にあるのですが
複雑に絡み合っているように見えるパチンコにはまる理由ですが、
少しずつひも解いていけば、結局は、根拠のない理由が多いのが実情です。
私が、お勧めしている依存克服法は
一つのテーマに絞って、依存理由を書き出していくということです。
例えば、今回は、「お金」に関して、テーマを絞りたいと思います。
パチンコをすることによって、「お金」が手に入るという現実を
紙に書き出してもらいます。
例えば
・お金が手に入る
・5回に1回は勝つことができる
・今までは、大金を手にした経験が多い
・新台入れ替えは出ていた
・気に入った台で遊んでいるとストレスが解消する
まだまだ、たくさん出るかもしれません、もしかしたら、もっと少ないかもしれません。
ですが、かきだす、回数を増やすうちに、どんどん自分の中にある
間違った、思い込みを、思い出すことができます。
その書き出した、項目の中で適当に一つ選びます。
今回は、
・お金が手に入る
というテーマについて考えたいと思います。
本当にお金が手に入るのか?
どのくらい掛け金をかければ、お金が出ているのか?
そのために、生活は苦しくなっていないのか?
お金を手にしたいがためにだけで、パチンコをしているのではないのか?
他にお金を手に入れる方法はないのか?
楽してお金を稼ぐことは、本当はないという現実に気づいているか?
そのテーマについて、考えられる、否定的な質問をどんどん投げかけていくことで
実際に、思い込んでいた、テーマが、実は、単純に考えていたことに
気づかさせてくれます。
質問項目は、以上に挙げたことを参考にしていただいてもいいですし、
自分で、どんどん考えて、質問をしていただいても結構です。
注意してほしいのは、本気で、パチンコや、パチスロ、すべてのギャンブルをやめたいという
気持ちがないと、的確な質問をすることはできません。
結局、パチンコで、お金が稼げるということを思い込んでいる状態では、
それが、真実ということになり、その思考から、抜け出すことが難しいと思います。
すべては、間違った思い込みによるものが原因になります。
友人に、「昨日大きく勝ったよ」
あなたは、この言葉にどう反応しますか?
もしかしたら、あなたは、こう考えるかもしれません。
「友人が出たんなら、自分も、今日こそは出るだろう」
ちょっと待ってください。
その、思いは、本当ですか?
ただ思い込みによるものではないですか?
一つ一つの自分の考えに、質問をする癖を作ってください。
私の、教材では、7日間かけて、その質問をする癖をつけてもらいます。
7日間かけて、テーマに沿って、自分の中にある、パチンコに対する思い込みを出し尽くし
パチンコや、パチスロに行きたくなったときにその思い込みを瞬時に
冷静になって、否定する訓練をしているという風に考えていただければいいと思います。
この効果は、実際にテスト済みですので、安心して使ってみてください。