回すということ その2
ほとんどのCEが回すと言えば
透析 がまず思い浮かぶだろう。
透析室での通常業務、外来患者の維持透析はもちろんのこと、
ICUやCCUでの緊急透析も例外ではない。
原理や方法は通常の透析と何ら変わりないが、
状況がまるで違う。
一言で言うと「シビア」である。
まず、ブラッドアクセスとなるシャントが無いことが多い。
また、術後や救急搬送時などには、意識がない場合が多く、
モニターの情報やその他パラメーターから状況を探るしかない。
さらに、合併症や感染症に罹患している場合が多く、
これがまたリスクが高い。
送管されて人工呼吸管理されていることもざらにあるし、
IABPやPCPSなどの補助循環装置が装着されていることもある。
このような状況の中、Drは様々な理由から透析の指示を出す。
しかし透析を専門にしているDr以外は、結構無茶な指示を出す場合もある。
無茶な除水や、無茶な透析効率を求められる。
患者さんの状態から無理だと判断出来るようになるには経験が必要だし、
本来それを無理だと決めるのは主治医であることも分かっている。
それでもあえてDrに厳しいことを伝え、妥協点を模索する。
なるべくマイルドな透析膜を選択し、
それでいてDrの除水指示に沿えるようなUFRを備えることが望ましい。
透析中の除水速度も一定ではなく、BPなどの情報を絶えず監視しながら調節する。
DIVされている薬剤を把握し、必要があればDrやNsと連携し調節するのだ。
その他周りにある生命維持装置を瞬時に操作出来るし、
それらが透析に、患者さんに与える影響を把握しているのもCEの強みだろう。
そこまで出来て、初めて一人前の「透析を回せるCE」だと思う。
おおざっぱに、サッカーに例えると、
患者の体はDF、DrはFWと言ったところか・・・
だったら自分は優れたボランチ(舵取り)でありたいと思う。

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