最近、介護業界の方とお話しする機会が多く新たに知ることが多かったなぁーと感じています。
葬儀社の社員として介護施設や在宅介護を担うヘルパーさんから利用者の方が亡くなられてご連絡をいただくことがこの数年飛躍的に増えました。 ご挨拶にまわってお話を伺うと当初は、当たり障りのないことが多かったのですが最近、愚痴にも似た現場の矛盾を話してくれることも多くなりました。 個人的に一番、衝撃的だったのは、在宅介護のヘルパーさんの事実。 要介護者の方は、社会的に弱く補助が必要な方と考えていたのに・・・。セクハラが横行しているとの事。 我慢せずにご家族に話して改善していければ・・・と提案しても「我慢=福祉」の論理で会社も当該官庁も対応されないとの事。 同性介護が相応しいと感じる内容でしたが入浴介助の観点から女性の介助には男性が携われず男性の介助は女性でOK!と事で必然的に女性の方が多く採用されるそうです。言われてみれば・・・ですが! これでは、いつまでも解決しない。 せめて複数での介護は?の問いに「そこまで予算が無い」との事で少し調べると介護保険料で賄えているのは三分の一。後の費用は、国債だって言うんだから・・・。 平均的な介護費用って?これも調べると約7.9万円(平均/月)との事で平均的な介護期間(男性10年 女性13年)からの算定で約1000万円の費用負担が必要なんだそうな!・・・安くない?介護保険の料率云々もあるんでしょうが・・・。生活保護からの葬祭扶助もそうですがこの国は、病んでます。