昔、ある男が期限切れになったバカチンを廃棄しようと考えていました。
なるべくこっそり捨てたかったので人目の付かない河原へ行き、
手が滑った振りをして持っていたバカチンを川へ投げ捨てました。
すると川の中から変な親父が出てきて金のバカチン、
銀のバカチン、普通のバカチンを見せました。
・その1
親父「お前が落としたのは金のバカチンか?それとも銀のバカチンか?」
男「違います。私が落としたのは普通のバカチンです。」
親父「そうか、お前は正直な男だな。」
親父「金のバカチンも銀のバカチンも普通のバカチンも全部くれてやろう。」
男「いらね~!」
・その2
親父「お前が落としたのは金のバカチンか?それとも銀のバカチンか?」
男「(嘘ついたら何も貰えないんだよな。)金のバカチンです。」
親父「この嘘つき野郎!」
親父「金のバカチン、銀のバカチン、普通のバカチンをまとめて打ちやがれ!」
男「結局、嘘ついても提供されんのか~いっ!」
・その3
親父「お前が落としたのは金のバカチンか?それとも銀のバカチンか?」
男「違います。私が落としたのは普通のバカチンです。」
親父「そうか、お前は正直な男だな。」
親父「そんなお前に金のバカチンも銀のバカチンも両方くれてやろう。」
親父「そして、おまけに普通のバカチン10年分プレゼント!」
男「在庫処理してんじゃねえよ!」
・その4
親父「お前が落としたのは金のバカチンか?それとも銀のバカチンか?」
男「違います。私が落としたのは普通のバカチンです。」
親父「そうか、お前は正直な男だな。」
親父「そんなお前には新種のバカチンを差し上げよう。」
親父「NOVAバックスのバカチン!これを打てば英語がペラペラに!」
親父「さあ、君もバカチンを打ちまくって駅前留学だ!」
男「例えばどんな英語を喋れるようになるんだ?」
親父「This is a pen~♪This is a pen~♪」
男「小1レベルじゃねえか!」
・その5
親父「お前が落としたのは金のバカチンか?それとも銀のバカチンか?」
男「違います。私が落としたのは普通のバカチンです。」
???「きんは100歳100歳!」
???「ぎんも100歳100歳!」
親父「バカチン100回打てばこのように100歳まで生きるらしいぞ。」
男「むしろ寿命縮むだろ!おいっ!」
・その6
親父「お前が落としたのは金のバカチンか?それとも銀のバカチンか?」
男「違います。私が落としたのは普通のバカチンです。」
親父「そうか、お前は正直な男だな。」
親父「褒美としてバカチン推進ソングを聴くがよい。」
余った余ったバカチンちゃん
貴方の効果はありますか
一回目打っても腕痛む
二回目打っても熱が出る
バタッバタッバタッバタッ
バタッバタッバタッバタッ
泣かせてばかりいるバカチンちゃん
院の看護師さん
気にも留めず
せっしゅしゅしゅ
せっしゅしゅしゅ
男「ふっはっはははははは!」
親父「何がおかしい?」
男「おっさん、墓穴を掘ったな。バカチンネガキャンソングになってるぞ。」
親父「しまった!儂とした事が…」
男「てめ~が金のバカチン、銀のバカチン、普通のバカチンを打ちやがれ!」
親父「ぐわああああ!やめてけれ~!けれけれ~!」
完
元ネタは御存じの通り、イソップ物語「金の斧銀の斧」。
Wikipediaでは「金の斧」というタイトルになっている。
一応童話パロディだけど、ショートコント形式でお送りしました。