暴れん坊将軍IIの第108話「蛸さま命! の女剣士」で、
かつて特撮ヒーローを演じた名優が集結していた。
1.宮内洋(仮面ライダーV3)
他にもアオレンジャー、快傑ズバット…などなど多数。
特撮のスペシャリストといっても過言ではない存在である。
初代シリーズで御庭番・助八を演じていた功労者だが、
この話では格式ある侍としてゲスト出演をする形となった。
叔父の不正を糾弾する役どころで、殺陣にも参加。
最後は外山高士演じる叔父に「叔父上、ご切腹を…」と断罪する。
こちらの外山氏も意外と特撮に出演している事が分かった。
・仮面ライダーストロンガー(第15話)…黒木博士
・ジャッカー電撃隊(第11話)…藤田所長
・電子戦隊デンジマン(第1話)…大学教授
時代劇では悪代官役としてお馴染みの外山氏だが、
特撮では博士や教授など善良な役に徹しているのね。
2.荒木しげる(仮面ライダーストロンガー)
※坊主頭じゃない方が荒木しげるです。
暴れん坊将軍IIでは御庭番・才蔵としてレギュラー出演していた。
この人は基本的に真面目な役が多い。(悪い役は見た事がない。)
宮内洋と荒木しげるが同じ画面に映るシーンもある。
仮面ライダー同士(V3とストロンガー)の夢の競演である。
助太刀した御庭番に対して宮内洋演じる侍「どなたかは存ぜぬがかたじけない。」
何と…面識のない設定だった。(両方とも上様と知り合いなのに…)
3.黒部進(ウルトラマン)
「ウルトラマン」のハヤタ隊員として有名だけど、
時代劇では基本的に悪党ばかり演じる悪役スターだ。
時代劇ファンからすれば完全に悪役俳優という認識だろう。
今回の話では外山氏演じる悪旗本の家来の役として出演。
「女、真剣で勝負してみるか?」と町で刀を振り回そうとするも、
新さんに止められ、捨て台詞を吐いてその場を去っていく。
黒部氏は80歳を超えられているが、こちらの記事で健在ぶりを見せつけている。
「ヒーローの後は悪役が中心になった」という話は興味深い内容だった。
仮面ライダー系の俳優は時代劇では善人役などメイン級が多いのに対し、
ウルトラマン系の俳優は悪役など影のある役どころに転じる事が多い。
(恐らく時代劇でもヒーロー・善人は「ウルトラセブン」の森次晃嗣くらい。)
丁度作曲家の菊池俊輔氏を特集した記事がアップされていたので掲載させて頂きます。
「暴れん坊将軍」の曲も菊池俊輔氏によって作られている。
昔の特撮やアニメの曲を視聴したりする事があるんだけど、
菊池俊輔氏の名前がクレジットされている事が多くて驚かされる。
数多くの「心に残る曲」を生み出した菊池氏の凄さを再認識させられた。