新刊「東電原発裁判ー福島原発事故の責任を問う」添田孝史( 岩波新書) | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

 
 
来週、新しい本を出します。21日発売です。
3年前に出版した『原発と大津波』では手薄だった2008年以降のデータを、刑事裁判や各地の民事訴訟の動きも紹介しながら補強。東電や国の責任を追及している裁判の争点と、その見方がよくわかるようにしています。来年以降、刑事裁判が本格化し、民事の判決も3月には続きますので、その読み解きに、ぜひともお手元に。
3章「消された報告書」では、福島県沖の大津波を予測していた東北電力とJNESの報告書(どちらも2010年)を政府事故調が消し去ってしまった経緯を検証しています。この章は初出データたくさん。手抜き国策捜査だったことがわかります。
原稿は8月末締め切りだったのに、なぜか10月10日の生業訴訟判決まで盛り込みました。たいへんでしたわ。
https://www.iwanami.co.jp/book/b325118.html