眠気と頭痛でへろへろになりながら帰途につく。
こんな時は外食でもすればいいのだと思いながら、スーパーの袋から食材を取り出し冷蔵庫にしまう。
でも、どこで何を食べるかを考えることが面倒に感じるに違いない。
それならまだ、こうして作り慣れたものを作って食べた方が気持ちも落ち着くはず。
同じ場所に立って、同じ行程を繰り返す。
変わらないリズムが落ち着きを取り戻させるのだ。
「そうだそうだ」とその意見に賛同する声を頭の中で聞きながら、夕飯というよりはもはや薬のような献立に着手する。
野菜を刻み、フライパンに火を通し、冷凍庫からタッパーを取り出す。
深鍋と麺鉢が欲しいなあ。
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今のこの自分の体調を他人の身体にそのまま移し替えてみたら、一体どうなるんだろうと考える。
案外けろっと振る舞うのか、それとも自分のように鼻から大きくため息をつくようになってしまうのか。
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ビルボードトップ40をミュート状態で流すのが水曜夜の恒例になっている。
ふとパソコンから顔を上げてテレビ画面を見てみると、懐かしいPVが流れていたので、手を止め音を出してみる。
レッチリのアンダーザブリッジ。
なんかもう20年も前のことなんだなーと、しばしぼーっとしながら見入ってしまった。