「まるで機械で作ったようですね!」
そう言われて嬉しい人はアーティストではないらしい。
そう言われて嬉しいワタナベ先生は、クラフトマンだと自称する。
なるほど、ではアーティストとは一体どんな人なのだろうと聞いてみると、先に作りたいものありきなんだそうだ。
その形にたどり着くために必要な技術だけを抜き出して、それだけを教えてくれればいい、という人。
それとは違って、教わった技術をいろいろ試しながら、出てきたものの中から自分の好きな感じを見つける人もいる、とのこと。
具体的にこれが作りたいというイメージを持っている人が前者で、後者はぼんやりとしたイメージという感じか。
具体的にイメージを持ちたいなら紙にデッサンするのがよいと言われたので、暇だった午前中にいろいろ紙に書いてみた。
しばらくすると頭が痛くなってきたのは、知恵熱のようなものだったんだろうか。
それでも、いくつか発見があったような気がする。