ピンクリボンデザイン大賞のポスターが炎上しまくっているということで、私の思いも書いておきます。 


乳がん検診の受診を呼びかける「ピンクリボンデザイン大賞」の受賞作をめぐって批判が集まっていた問題で、主催する日本対がん協会は2022年2月21日、「お気持ちを傷つけてしまった患者さんやご家族のみなさまにお詫びを申し上げます」と謝罪したそうです。


私がフォローしているブロガーさんの数人がこのポスターを取り上げていました。

やはり、そこでコメントされている乳がんサバイバーの多くの方(私を含む)が、不快な気持ちになっていました。


人の命に関わるようのな事を、本来当たって嬉しい福引きに例えるのはいかがなものかと。

そこにも疑問を感じるが、最大の疑問はなぜこれが選ばれたのか。

若干イライラしているので屁理屈を申しますが、何が嫌かって言うとハズレでも不快なんですよね、このポスターは。

当たりが1個 ハズレが8個

当たりが8個 ハズレが1個

どっちにしても、私は腹が立ちますね。


このピンクリボンデザイン大賞の主旨は『がんの早期発見の大切さを伝え、検診受診を呼びかけるとともに、正しい知識の習得と自分に合った適切な行動を促す作品の募集』なんですね。

てことは、おそらく乳がんサバイバーではなく、主に健康な女性に向けてのアピールですよね。それなのに審査員が誰かというと、コピーライター、アートディレクターと広告関係の6人。審査員長は男性ですしね。なんで?

日本対がん協会、朝日新聞社などが主催し、後援には厚生労働省、東京都、日本医師会、日本看護協会、日本乳癌学会が名を連ねているにも関わらずですよ。


今回がこんなんだから、過去の作品まで引っ張り出されて、批判が殺到しているんです。

その中でも第7回のキャッチフレーズが、理解不能なんですけど、


「女性は、なんでもデキル。仕事もデキル。恋もデキル。遊びもデキル。育児もデキル。乳がんもデキル」(第7回)


なんです。このポスター見て、『あっ、乳がん検診って大事』って思います?

私は思いませんけどね。


活動してくださっている方たちには申し訳ないのですが、非常に残念です。




議論呼ぶ「乳がん検診啓発ポスター」 日本対がん協会が謝罪「患者や家族の気持ちを傷つけてしまった」