今日は奇妙な虫『サンヨウベニボタル』を紹介します
まず名前ですが、三葉虫に見た目似ているホタルに近しい種類だからこの名前が付けられました
サンヨウベニボタルには、三葉虫に似た甲羅以外にも、いくつもの特徴があります。緑色、紫色、黒にオレンジのドット柄などがいます。そして頭部を亀のように引っ込めたりできます。このような見た目のサンヨウベニボタルは全てメスです。
19世紀のサンヨウベニボタルを発見した学者達は大いに頭を悩ませました。なぜなら、オスが見つからなかったのです。そしてオスが発見されるまでに100年近い月日がかかったそうです。
1992年、スウェーデン人動物学者が、オスのサンヨウベニボタルを見つけてやる!と決心しペルネオ島に向かいました。
学者はまず、三葉虫に似た姿の幼生が全てメスであると突き止めます。しかし、どこを探しても成虫の姿のメスはいません。
大半の昆虫は、幼生、蛹、成虫という段階を経て成長します。しかし、サンヨウベニボタルはどの個体もすべて幼生の姿をしており、生殖機能を持ちませんでした
そこで学者は一匹の幼生を持ち帰り、様子を見ることにしました
サンヨウベニボタルは数日間じっとして脱皮し、その後動き回りました。脱皮後の見た目はまったく同じでしたが、生殖機能を持っており、この時初めて成虫を確認できたのです。
学者は閃きました
幼生のメスをいっぱい捕まえて成虫にし、オスを呼び寄せる作戦です。
作戦を決行しましたが、実際はまったくオスが現れず、この年は失敗に終わりました。翌年は現地の人々にも協力してもらい、サンヨウベニボタルのオスに懸賞金
もかけました。
懸賞金のおかげで、やっと一匹のオスが見つかります。交尾をしているつがいを現地の人が捕まえてきました。
驚くことにオスの見た目とはまったく異なっていて、ホタルに近い羽のある甲虫でした。大きさもメスは8cmぐらいありすが、オスは1cmあるかないかぐらいでした。
サンヨウベニボタルのオスとメスは、あまりにも見た目が違うためDNA鑑定をしないと同じ種類かの判別ができないそうです。さらに、オスの幼生の姿などもまったくわかっておりません。
奇妙な昆虫サンヨウベニボタルでした。
とてもホテルとは思えないのでご注意を


かなり衝撃的ですが紹介します↓↓↓
