去年の10月頃、いつも大変お世話になっている、同業者のOさんに、仕事の依頼の為に連絡したんですが、当時Oさんは、


『ちょっと腰が痛いから、今回は他の職人さんにお願いできる?信頼できる人紹介するから。』


と、断ってきました。



この時は、お互いにコロナの影響を話し合い、腰痛を治すのに丁度いいや~なんて笑ってたんです。


それから、2~3度連絡しましたが、Oさんが電話に出てくれることはありませんでした。


私は、Oさんと連絡が取れない理由について、勝手に、


まだ腰痛が治っていない

だから電話に出にくい


と、考えました。


そして、今年の3月は、私は乳がんの手術をし、自分のことで精一杯だったので、Oさんのことは気にしていられなかったんです。


そうしたら、今日、昨年Oさんから紹介してもらった職人さんから、


『Oさん、今年の8月に、すい臓がんで亡くなられたみたい。56歳で若いのに。』


と電話がありました。


職人さんの話では、Oさんの残した遺書に、


誰にも知らせて欲しくない

家族葬にして欲しい


と書いてあったみたいです。


あの時、もっと連絡していたら...

悔しい

辛い

癌が憎い



Oさんは、凄く優しいオジサンで、多趣味で顔が広く、誰とでも仲良くなれる人でした。

また、一緒に仕事したかった。

コロナが終わって、仕事量がもとに戻れば、一緒に仕事をするものだと、思っていたのに。


本当に、本当に、悔しい。

癌なんて、この世から無くなればいい。