私が入院すると決まった時に、仕事のクライアントに片っ端から連絡をし、病気のことや入院することを伝えたら、


『実は、私も去年の今頃(3月)乳がんで入院していたんですよー。』


と教えてくれ、乳がんについて2時間程話をしました。

彼女は40代半ばで、非浸潤がんのステージ0で右乳房全摘をし、その後は経過観察だそうです。私のことを心配し、応援してくれたことがとても心強かったです。

そんな彼女と本来なら3月26日、27日と2日間仕事をご一緒する予定でしたが、私は入院中でした。


入院中も気にかけてくれ、頻繁にLINEでやり取りしていて私が、


『思ったより傷がキレイでびっくりしましたー。』


って送ったら、


『私は怖くてこの1年、ほとんど見てないです』


と返事がありました。


この時は凄く不思議に思っていたんですが、今なら何となくわかります。

私は手術して4ヶ月経過し、毎日欠かさず傷をチェックしています。

彼女は見ないことで安心していて、私は見ることで安心している。

しこりを見つけた時も、私は毎日触っていましたから、きっとそうなんです。

とにかく毎日大きくなっていないかチェックしてまいました。


方向性は違うけど、不安があることには変わらないし、当たり前だけど安心する材料も違うんだなと勉強になりました。