2021年3月28日


私は昨日からイライラしていました。

いつ、どのタイミングでTさんが無神経な事を言うのか、ピリピリしていました。


そこに、私の主治医のN先生が、


『もちこさん、針生検と病理の結果、まだ全部出揃ってないけど知りたい?』


と、私服に白衣を羽織ってやって来ました。


そもそも私は、針生検から1週間後には手術をしています。当時、検査結果は"悪性です"と聞いただけです。

ようやく自分のサブタイプがわかり、今後の治療もわかるのならと、教えてもらうことにしました。


結果は、

ルミナルA

Ki67  4%

Grade1

ER10%

PgR10%

HER2陰性

でした。


『病理検査が全て揃ったら、少し変わるかもしれないけど、抗がん剤はしなくていいかもしれないね。』

と言われました。


結果を聞いたその足で、Sさんに抗がん剤はしなくていいかもしれないって事を報告しました。

Sさんは、凄く喜んでくれて、何度も『良かったー!』って言ってくれたんです。


それなのに...


私達の会話を聞いていたTさんが、


『えぇー!それならもちこさん、癌じゃないじゃない!もう退院してもいいんじゃないの?


って言ったんですよね。


それを聞いたSさんが怒ってしまって。

『癌じゃなかったら、胸全摘してないわー!

この病棟にもいませんよ!』

って泣いてしまいました。


わたしの為に泣いて。

わたしの為に怒って。

ただただTさんに腹が立つ。

私は何言われてもいいけど、何泣かしてくれてんの?

クソォ


母と同じぐらいの歳のTさんに言いたくなかった。情けないし、悔しいし、腹立たしいし、


『ええ加減にしてくださいよ。無神経にもほどがあるでしょう。さすがにちょっと辛抱できませんて。』


って言ってしまいました。

その後は、Tさんがナースコールを押して、駆け付けた看護師さんにわめき散らし、Tさんの主治医まで登場して、最悪の展開に。


こんなことってあるんですか?

何この入院生活。

こんなに無神経な人っているんですね。

ある意味勉強になりました。


次回『さよならTさん、一生忘れません』