『進栄楼』それは近所にある中華食堂
幼い頃からお世話になっている。

昨今のラーメンブームによりラーメン以外の物を作ってる事からジャンルにわけるとすると中華食堂になるのだろう。

ここのラーメンは出前で頼むと必ずのびている。

だからと言って食べに行ってものびているのだが。
ついでにお母さんの指入りで出てくる。
熱いのに。

「いらっしゃいませ~」と元気な声の後に持ってくるお冷や(水)には麺の切れが入っている事もある。

時にはチャーハンを食べていると髪の毛も出てくる。

そんなどこにでもある AT HOME なお店だ。


【進栄楼伝説その1 想いを届けた日】

厨房で孤軍奮闘、腕を揮うのはお兄さんだ。
このお兄さんなかなか男気がある。

まだ家の近所に出前をやってくれる食堂が無い頃、進栄楼は唯一の出前をしてくれる食堂だった。
当然、出前待ちが1時間を越えることも多々あった。

その日は特別忙しかったのだろうか?それとも出前待ちのお客の機嫌が悪かったのか、わからないのだが、だいぶ待たせたらしい。

兄「お待たせしました~進栄楼です。」
客「遅ぇーよ!!何時間待たせんだこの野郎!!いらねえからもって帰れ!」

などとのやりとりがあったのだろうか?(詳細は不明)
そのあとそのブタに似たお兄さんは

「うるせえ!金はいらねぇーから黙って食えっ!」と言い残し車で帰った。

カッコイイ!!



【進栄楼伝説その2 走り出す心】

背中も曲がり歳もかなりいってるものの頑張って店を切り盛りしているお母さん。このお母さん出前も担当するのだが凄い!何が凄いってドライビングテクニックが凄い!!Kッパコ(箱型軽乗用車)マニュアル車が愛車なのだが昔っから1速Only!やたら1速を引っ張る。ブゥゥ~~~~~~~~~~~~~~ン・・・(1速)ブゥ~~~~~~~~~ン(まだ1速)ブゥーーーーンってしつこい。そんなお母さん俺が高校生の頃、新車を買った。もちろん出前用のKッパコだ。ギアを上げれないお母さんはオートマを買った。と思いきやマニュアルだった。ところがブゥゥ~~~~~~~~~~~~~~ン・・・(1速)ブゥ~~~~~~~~~ン(2速!!)やったあ!!お母さん遂にギアチェンジ出来るようになったんだね!!良かったよ~俺心配したんだぜ!そのままじゃ車が壊れちゃうってっさ!と喜んだのも束の間ブゥーーーーーンと2速!!アクセル離しても2速。永遠に2速。今も2速。何故か3速に上げれないお母さん。------------------------俺は、そんな進栄楼が好きだ。実際、味噌チャーシューメンとギョーザ及びチャーシュー(単品)、肉天は絶妙に美味い。不味いと思っていたのびのび醤油ラーメンも懐かしさ故か最近は美味く感じる俺だった。つゆまでは飲めないけどね!