蒼穹の昴
蒼穹の昴 浅田 次郎 講談社 1996年
「人の運命は、いつなん時変わるか分からない」
これは、いつも私が大切にしている言葉。
ひょんなことから素敵な仕事が舞い込んだり、親友と呼べる人と出会ったり、素敵な思い出ができたり。
人生のどこに素敵なチャンスがあるのか、分からない。
だからこそ、生きていて楽しいのかな!?
そう、感じさせてくれるのが今回の本、浅田 次郎さんの「蒼穹の昴」という本だ。
中国の田舎で馬の糞を拾って生計を立てていた少年。
(ちょっと前の時代では、動物の糞は貴重な肥料となっていた)。
そんな少年がひとりの星読み(占い師)と出会う。
星読みは黙々と糞拾いをしている少年を見て、占いをしてあげた。
”いつか西太后のもとで働けるよ”と。
少年は、その言葉を信じて、そして予言通り西太后の側近として仕えることとなった。
このことを後に少年は振り返る。
少年はこの占いは、嘘っぱちだったと。
でも、あの占い師は少年にとっても大切なものを恵んでくれたという。
ご飯やお金はいつか使ってしまったら終わりだけど、一生消えてなくらないもの(夢)をくれたのだと。
その文章を読んだとき、涙が出た。
そして、私もいつかこの星読みのように人に夢や希望を与えられるような人になりたいと思った。
