東京島
桐野 夏生 新潮社 2008
”東京島”
本屋さんでこの本を見つけたとき、どこかで見たような題名だなと思った。
後で気づいたけど、映画の題名だった。
一昨年、この本が映画化されていて、どうやら頭の片隅に残っていたみたい。
内容は、32人の男性と1人の女性がひょんな理由から、”東京島”というまったく開発されていない島に遭難してしまったという話。
33人すべてがかつて文化的なところで生活を送ってたせいか、みな便利なかつて暮らしていた島に戻りたいと思っている。
だが、戻れない。
だからこそ、この不自由な島で適応しなくてはならない。
集団を作るもの、孤独を好むもの、昔生活していた生活を夢想するもの、前向きに生きようとするもの。
ほんと人それぞれ。
また、女性がこの島にはひとりしかいない。
そのとき、そのほかの人たちはどういう風に過ごすのだろう。
無人島という狭い敷地の中で描かれた人間模様が妙におもしろかった。
人は、人生の中で、幾度となく新しい環境で生活をすることをせまられることがある。
ひょっとしたら、無人島で暮らすことだってあるかもしれない。
そう思った方は、ぜひぜひ、なんて☆彡
