小暮写眞管
宮部 みゆき 講談社 2010年
久しぶりに本屋に行って、手に取った一冊。
何に魅かれたのかって、この表紙。
河津桜(?)に菜の花の間を駆け抜ける電車の写真に魅かれたから・・・
こういうのジャケット買いっていうのかな!?
内容は、花菱という家族が昔写真屋さんだったところに引っ越してきて、
花菱一家は写真屋さんとは縁もゆかりもないのだけど、不思議な写真が寄せられてくるというお話し。
不思議な写真を解決しながら、たくさんの人と接しあっていく、
その独特な感じがとっても好きだった。
この本の中で一番好きだった言葉は、
『「兵隊と非戦闘員じゃ、絶対に違うところがあるじゃないか。・・・非戦闘員なら、誰も殺さなくて済む」殺される恐怖は同じでも、殺さなければならないという恐怖はない』
という言葉だ。
以前、ここで写真屋さんを経営していた経営者小暮さんが戦争に駆り出されたとき、戦闘兵ではなくカメラマンとして派遣された。
カメラマンとして連れて行ってもらった人に対して小暮さんは感謝したんじゃないかと、不動産屋さんの事務員は言った。
こういう風に物事を奥深くまで考えられる人って、素敵だと本を読みながら思った。
もしかしたら、読みながらこの事務員の人に恋をしていたかも、なんて☆彡
