蒼穹の昴
蒼穹の昴
最近、”蒼穹の昴”という本を読んだ。
中国、清の時代――日本では江戸時代から明治時代――、田舎町で一人の少年が糞を拾って生計を立てていた。本当に少ししかお金をもらえなかったので、生活に苦労していた。
ある日、そんな少年に衝撃な出会いが訪れた。いつも通り糞を拾っている姿が、お婆さんの目にとまった。そのお婆さんは、以前故宮に勤めていた星読みをしていたお婆さん。
少年が貧しい生活にもかかわらず、一生懸命仕事をしているのを見て、何かを恵んであげたいと思った。考えた末、少年の将来を占ってあげることにした。
「おまえは、将来西太后のお宝を全部手に入れられる」と。
このお告げを聞いた少年は、一心不乱に出世し、この予言の通り、西太后の一番の家来になることができた。
そんな出世した少年にお婆さんは、自分の死に際に打ち明けた。少年にお告げをしたことは、偽りであったと。
これを聞いた少年は、お婆さんにこんな言葉を残す。
「オイラにはわかってた。お告げが嘘だったことは。オイラは婆さんに会うまで、いろいろな人にいろんなものを恵んでもらった。その人が本心で恵んでいるのか、同情で恵んでいるのかとかを・・・。でも、婆さんはオイラに大切なものをくれた。食べても、時間がたっても、なくならないものを。夢という大切なものをくれたんだ」
少年はこのような言葉をもって、感謝の気持ちを婆さんに伝えた。
そのような小説を読みながら、私もこの婆さんのように人に夢を与えられる存在になりたいと思った。人が何かをやりたいと思ったら、それをどう叶えることができるか一緒に考えてあげられる。
そんな人になりたいなと思った。
