私が参戦した最後のライブ、LAST GIGS ナゴヤドーム公演から2年が経とうとしている。
7公演全て参戦するつもりでチケットを申し込んだが、急に海外出張が入り最後の4公演を諦める決断をした。
出張を断ろうとも考えたが、氷室ならきっと仕事を選ぶだろうと思った。
それが、オレが氷室をずっと追いかけてきた矜持だと。
最後のライブ、氷室から届いたチケットは、ナゴヤドームの最前列ど真ん中だった。
28年前に初めて氷室を見た時、私は東京ドームのほぼ最後列にいた。
それからずっと、正直に、真摯に、ひたむきに、人生を懸けて、氷室を追い続けてきた。
数多くの素晴らしい仲間とも出会った。
もしこの仲間と出会えなかったら、私はここまで氷室を全うすることはできなかった思う。
私は人生の大半の時間をかけて、やっとこの場所に辿り着くことができた。
この座席が届いたことは、偶然や奇跡ではない。
必然、運命だ。
でも、そんなことはどうでもよかった。
私が一番嬉しかったことは、
「いつか最前列に連れて行く」この約束を信じて10年間一緒に全国を駆け巡った友、
真の氷室ファンの姿を私に教えてくれた友、
私を慕って、私の悔しさを誰よりも分かってくれた友、
そして当日、私の席に祝福に来てくれた大勢の友、
そんな仲間と、最後のライブを楽しめたことだった。
氷室がファンを想う気持ちは、俺たちが仲間を想う気持ちと同じくらい
熱くて、尊いものなんだと思う。