BLEACH二次創作小説 No.48 『足頸』(あしくび) CP:藍ギン 注・BLです
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無人のはずの隊主室に人の気配を感じた。
しかし、慣れ親しんだ霊圧だとわかり、五番隊隊長・藍染惣右介は迷いなく自室の戸を大きく開いた。
案の定、畳の上に丸まって転がっている三番隊隊長・市丸ギンの姿がそこにあった。
「ギン、昼間から人の部屋で何をしているんだ?」
その声にようやく反応し、ギンはもぞもぞと顔を上げた。
「・・・あれぇ、藍染さん・・・何でおるん?」
寝ぼけているのか、ぼんやりとした声だ。
「何でって、ここは僕の部屋だ」
「お仕事中やないの?」
「今日は非番だ」
ギンはようやく納得がいったようだ。
大きく欠伸をすると、目尻に滲んだ涙を拳で拭う。
「そら、すんません。おらん思うて昼寝に部屋を借りてたんよ」
「自分の部屋で寝ればいいだろう」
「そないな分かりやすいトコ、イヅルに見つかってしまうやないの。・・・そもそもボクがいっつも寝不足なんは、藍染さんのせいでもあるんやから、寝場所くらい提供してや」
頬をぷくりと膨らませると、再び床に転がった。
「・・・布団でもしこうか?」
「いらん。布団なんかに入ったら、昼寝じゃすまんようになる」
「そうか」
藍染は笑いながらギンの足元へ腰を下ろした。
しばらくギンの寝姿を眺めていたが、おもむろにギンの足首を大きな手で掴んで持ち上げた。
「わ!」
足を大きく持ち上げられたせいで、袴の裾が大きく捲れ上がり、ギンの白く細い足が腿まで露わになった。
「何すんねん、この助平」
ギンはジロリと藍染を睨むが、藍染は意に介したふうもなく、ギンの足首をしげしげと眺めている。
「細い足首だな・・・足が小さいわけでもないのに」
「何やねん」
「侵入者の正体を突き止めようかと思ってね」
「ひん剥いて躯の隅々まで調べるん?それともどっかの隊長さんみたいに細切れにして検査でもするん?」
「そんな必要はないよ」
藍染はギンの足首へ口付けると、僅かに歯を立てた。
「・・・男の足噛んで楽しいん?」
「それが君の足首ならね」
「アンタは助平やなくて、変態やったわ」
ギンは呆れたようにため息をついた。
「それで、正体を明かしてみる気はないのかい?」
「何?ボクの正体?そんなん藍染さんがよう知っとるやないの。ボクは童ん頃からアンタの傍にいっつもおったやろ」
「だが、今は違う」
「・・・何やの?」
藍染はギンの足首を握りしめた手に、ぐっと力を込めた。
「痛ッ!」
足首を折られそうな痛みに、思わず悲鳴がこぼれる。
「君の寝不足の原因は何だい、ギン?」
「だからアンタの・・・」
「昨日は私のところには来ていないだろう。・・・何処で何をしていたのか、言ってみる気はないかい?」
「別に、たわいもない事やけど・・・アンタ、ほんまに知りたい思てんの?」
ギンはじっと藍染を見つめた。
藍染はふっと笑うと、ギンの足首を解放した。
「ばれたか。・・・冗談だよ」
「半分、本気やったみたいやけど」
「そんなことはないよ」
「ふうん?」
ギンは納得してない相槌を打つと、ふらりと立ち上がった。
そのまま部屋を出て行こうとする。
「行くのかい?」
「何や眠気冷めてもうたし、・・・冗談でも詮索されんのは好きやない」
言葉の終わりとともに、その姿も部屋の外へ消えた。
藍染は艶然と微笑んだ。
「詮索されるのが嫌いというのは、詮索されるべき秘密を抱えている者の言葉だよ、ギン」
<Fin>
あとがき
長編に飽きて、短編を書こうと思って書いた作品です。
「囚われの人」の続編というかおまけの藍ギン小説をボツにしたので、その代わりに藍ギンを書こうと思いました。
で、書きたかった内容は、
ギンの足首を掴む藍染サマ。
(爆)
いやマジでそれだけだったんです。
だからタイトルもまんまw
なんか最近の萌えポイントが足首だったんで、そんなことを思いついて、書き進めたら、
掴むどころか齧ってるよ、藍染サマ・・・。
藍染サマは私の想像の斜め上を行かれるのですねー。
まぁいいけど。
そんな藍染サマがギンの浮気を詮索するような話になっちゃいました。(笑)
うん。
でもマジでギンちゃんが寝不足な理由は浮気なんですけど。(爆)
最近、藍ギン以外のギンのCPが楽しくなってきたので、ウチのギンは躯がいくつあっても足りません。
次は誰と絡ませようか、考えるだけでドキドキですw
さぁて、長編も頑張るぞっ!
とか言って、乱菊の誕生日企画の小説が先になったらごめんなさい!!![]()
最近はギン乱を多く書いてるから、今度は日乱にしようかと画策中です。
ま、全然違うのが出来ちゃう可能性も大きいですけどね♪