BLEACH二次創作小説 No.44 『溺れる覚悟』 CP:浦夜(浦原喜助×四楓院夜一)
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「おかえりなさいッス、夜一サン」
「おう、喜助」
「あっちは・・・尸魂界は、変わりありませんでした?」
「そうじゃな、相変わらずというヤツだ」
夜一は、くっと躯を伸ばすような体勢をとった。
「ちょっ、夜一サン!戻ったばかりなのに、猫の姿になんかならないで下さいよ」
「なんでじゃ?」
「久しぶりなんスから、一晩くらいそのままでいて下さいよ」
夜一は意味ありげに喜助を見る。
「ほう、とうとう覚悟を決めたか?」
「覚悟、とは?」
「何度も言うたが、儂は貴族じゃ。躯を繋げば子ができるのが道理。しかし、おぬしが相手ならば儂に否はない。後はおぬしが覚悟を決めるだけじゃと何度も言うておろう」
「それは・・・」
「嫌か?」
「四楓院家にアタシみたいな者の血を混ぜるのは、ぞっとしないんスよ。世話していただいた恩もありますしね」
「おぬしは相変わらず腰抜けじゃの」
「すいません、夜一サン。・・・でもアナタ以上に大切な人はいませんから」
「当たり前じゃ」
夜一は、くいくいと人差し指を動かした。
「何です?」
その合図に従い、顔を寄せる喜助。
「接吻くらいじゃったら、子はできんぞ」
いたずらっぽく笑う夜一につられて、喜助も笑顔になった。
「そうッスね・・・お帰りなさい、夜一サン」
身をかがめ、小さなお姫様に優しく口付ける。
無精髭が当たらないようにと、触れるようなキスをしたのに、むしろ夜一の方がその頬に顔をすり寄せてくる。
「痛く、ないんスか」
「・・・これがないと、おぬしのもとへ帰ってきた気がせん」
夜一は喜助の胸に顔を埋めた。
喜助は困ったように天を仰いだ。
「そんなかわいいこと言わないで下さいよ・・・アタシだってギリギリなんスから」
「だからいいかげん覚悟を決めればよいじゃろう」
「いやそれは、なかなか・・・ねぇ」
「相変わらず、煮え切らんヤツじゃのう」
「すみません」
「まぁいい。しかし、しっかり抱きしめておかんと・・・猫になるぞ」
「えっ」
慌てて夜一をぎゅっと強く抱きしめる喜助。
「そんなこと言われたら、離せないじゃないッスか」
「そうじゃな。いつまでこうしてられるかのう」
「・・・朝までずっと離さないッスよ?」
「・・・・・・そう、願う」
夜一はゆっくりと目を閉じた。
<Fin>
あとがき
超ショートになりました。
うわ難しいわ、この二人。(苦笑)
リクエストいただいた【夜一×喜助】、いや【喜助×夜一】。(笑)
夜一サンって攻めキャラになっちゃいません?
それでもかまわないとは言っていただいたんですが、頑張って喜助攻め・・・かなぁ。(苦笑)
の、つもりです。
っていうか喜助って書くか浦原って書くか迷う!
両方好きなんだけど・・・どっち?
でも夜一サン相手の時は、喜助って書きたい私。
あーでもCP欄どうしよう。うー。
ちなみにこの小説のきっかけは、コミックス21巻185話から。
なんかあのシーンに色気を感じたのは私だけですか?(笑)
そんでもって今更ながらに気付いたんですが、夜一サンちっさい。(笑)
武闘派だからもうちょっとたくましいイメージがあったのに、156cm!?
喜助が183cmだから30cm弱も差があるのかーとビックリしました。
私も経験あるけど、30cm差はけっこうキツイよ?(笑)
今後ちょっと考えちゃうなぁ。。。
ま、そんなこと言ったら、シロちゃんはどうすんじゃって話だけど。(爆)
本当は、尸魂界編終了あたりの下地をじっくり書こうと思っていたんですが。
帰ってきたとき夜一サン、猫じゃん!
と書き終わった後に気付いて、仕方ないので、もうちょっと汎用的に。
尸魂界に出かけていた夜一サンが帰ってきた、というだけの設定に変更しました。
そしたら会話小説になっちゃったなぁ・・・反省。