BLEACH二次創作小説 No.15 『現か夢か』 CP:日(→乱)・ギン(→乱)
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注:この話は「夢か現か 」の続編ではありますが、原作ネタバレはありませんし、「夢か現か 」を読まなくても問題ありませんのでご安心下さい。
この話は日番谷冬獅郎目線にて語られる。
市丸が尸魂界に戻ってきた。
何事もなかったかのように、以前の薄ら笑いの顔で。
あいつがいなかった間にオレと松本の距離は随分縮まった。
でも、オレはまだ二人きりのときでも、彼女の名を呼ぶことは出来ずにいる。
だが市丸は再会の瞬間にはその名を呼べる。
松本はどうするのだろう。
素直にあいつの手を取るのか。
それとも・・・オレを振り返るだろうか。
「十番隊長さん、乱菊どこ?」
一番会いたくないヤツに会ってしまった。
偶然でも会いたくなくて、自隊舎に篭もっていたのが徒となった。
後ろめたさに顔が見れない。
「松本はまだ四番隊の綜合救護詰所で療養中だ」
言いたくないが、言わなくてはならない。
そもそもこいつはそれぐらい知っているんじゃないのか。
「ふうん・・・隊長さんは傍におらんでえぇの?」
市丸が意味ありげに哂う。
「どういう意味だ?」
「ボクが乱菊に近寄るん、イヤなんやろ?せやから」
「どういう・・・意味だ」
自分から、言うことは出来ない。
市丸はしゃがみこんで下から無理矢理目線を合わせてきた。
「そういう意味や」
市丸は、哂う。
「乱菊に手ぇ出したんやろ?だからボクの顔まともに見られへんのとちゃう?」
図星。
僅かに紅潮する頬を隠したくてたまらない。
「わっかいなぁ」
市丸は、哂う。
しかし返す言葉はない。
「・・・別にえぇで」
「何?」
「乱菊が嫌がらんのなら、ボクは構へん言うとんのや」
「お前はそれでいいのか?」
市丸は立ち上がり、冬獅郎の頭上から言葉の刃を浴びせる。
「ボクと乱菊の関係は変わらんよ、一生、ずっとな」
「!」
また、あの、市丸を想う松本の姿を見なくてはならないのか。
「それでもえぇなら、オマエの好きにせいちゅうことや」
市丸は、嗤う。
「ほな、乱菊んとこ行ってくるわ」
手をひらひらと振り、去っていく市丸。
オレはそれを無言で見送ることしか出来ない。
アイツと再会して松本は泣くのか。
喜ぶのか。
抱きしめあうのか。
その時、松本の中にオレはいるのか。
平和が戻った尸魂界、だがオレの心の中だけは嵐が治まりそうもない。
<Fin>
あとがき
「夢か現か
」を書いた後、ふいに出てきた作品です。
別の日乱を書いてる最中に、突然出てきたので自分でも吃驚しました。
久々に一人称。
一人称は難しいですね。片側からの目線だと、もう一方の心情は一切触れられないし。
名前を連呼しないと、誰の動きを指しているのか判断しづらかったりするし。
私の能力の問題なんですけど。。。
で、シロちゃん目線なんですけど。
「夢か現か
」のあとがきで、「ギンは平然と尸魂界に帰ってきそう。(笑)」と書いたのが、無意識下に残ってたみたいで。
ギンが戻ってきたら、ウチの日乱はどうなるんだろうなぁって。
ギン乱はギンがリードだから全然問題ないけど、シロちゃんはギンがいたら・・・突き進めるのかなぁ?
あっさり身を引いて欲しくないので、何か考えたいですね。
・・・今、ちょうどギンvsシロのとこDVDで見てるので、目を離せない。(爆)
やっぱり二人ともかっこいい~~~![]()
そしてイヅル、いいキャラだわ~~~(笑)