第2頚椎と第1頚椎の間には椎間板が無い。


ということは第1頚椎から上が第2頚椎より下に乗っかっていると見ることができる。


第2頚椎の形もよく僧侶が座禅を組んでいる姿に似ていると言われるように頭の部分が突起していて、そこに第1頚椎がはまるように繋がっている。


背骨の中でもその骨の間にだけ椎間板が無い。


大きく見れば頭蓋骨(第1頚椎より上)が体(第2頚椎より下)に繋がっているというより乗っかっている感じだ。


この動画はその原理を応用した施術と推測される。


http://www.youtube.com/watch?v=9JOkdf3d-G4


ここのバランス感覚が体に与える影響はものすごい大きいのではないだろうか。


どの分野においても超一流の領域に達している人で姿勢が悪い人はいない。


スポーツの世界ではイチローの姿を見ていると地球に対してのバランスが良く取れているなと思う。


地球を一つの球と見たときに、その球の上で無理な動きをせずに合理的に体を動かしているなという印象を受ける。


彼の体の中に一本の線が立っていてその線の延長線を地球の中心から外さずに全身を動かしている。


前々からそんな超一流の選手が無意識に行っている共通のポイント、つまり地球の重心に対して骨格レベルで見たときに全身が協力して動けている理由は何かという謎がある。


高岡英夫的にいうセンターはなぜあるかということ。


その答えが頚椎2番に隠されていることに気がついた。