だて眼鏡マンの映画日記 -7ページ目

だて眼鏡マンの映画日記

映画観ます。レビュー書きます。それだけ。

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あらすじ
近未来、異生物による侵略を受けた人類は、空爆が効果を上げない敵に対し重武装の歩兵で対峙していた。戦況は芳しくなく、民間人へのプロパガンダを受け持っていたウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)まで最前線におくられることになったが、戦闘訓練を受けていないケイジは戦闘開始数分で戦死する。だがその瞬間、彼は出撃前日の朝へとタイムリープしているのだった。
そんな中彼は最強の兵士リタ・ヴラタスキ(エミリーブラント)に出逢い再び戦場へ…

映画館で鑑賞したのは約1ヶ月前とだいぶ前になる。
映画の評価は良いものの、あまりに内容がなかったためレビューを書くのは避けた。
しかし、日本原作という点やエミリーブラントの新たな可能性、4DXのクオリティなど、レビューに持ち込める要素は少なくなかった。なので、今更だがちょっと頑張って書いてみることにした。

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まず洋題はALL YOU~ではなく、『EDGE OF TOMORROW』
全米で公開された時もこのタイトルで日本だけがALL YOU~。
桜坂洋のライトノベルがハリウッドの予算178億円の超大作になるときいて、とんでもないジャパニーズドリームだと思った人も少なくないと思う。さらには主演にトムクルーズだ。

バイト先にALL YOUの漫画があったので読んで映画と比べてみた。
実際に映画は、
ストーリーも舞台もビジュアルもほとんど映画オリジナル
タイムリープのアイデアを拝借してそれ以外は好き放題つくりかえた
という印象。なので、漫画のイメージが強い人は多少違和感を覚えるかも。
だがもちろん、それでもこの映画の根幹が原作にあることは事実で、それはたいへん誇らしいこと。

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先ほども言ったように内容は薄い。
しかし内容は薄いが最終的にはここに持っていくというストーリーの目的はしっかりあり、その目的を観ている人は映画の序盤で簡単に掴める。
ストーリーは実に古典的なアクションゲームのよう。
トムクルーズは、なぜだかわからないが死ぬたびに出撃前日に戻りタイムリープを繰り返す。記憶はうけついでいるから戦闘スキルは上がる一方。次にどちらから誰が攻撃してくるのかを記憶しながら戦い、徐々に先へと進んでゆく。
これはわかりやすく言えば、クリアできないステージを何回もコンテニューを続けてクリアしようとするといったもの。
TVゲーム経験者ならわかるはず。
そういった要素からこの映画に自分なりの副題をつけるなら、まさに“時をかけるトムクルーズ”だ。

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それにしても、死ねばリセットという単純なアイデアを、人類滅亡の危機たる戦闘の前日に配置するだけでこれほど面白い話が出来上がるとは。正直驚いた。
ストーリーの展開のテンポとしても無駄がなく、最後までワクワクドキドキが止まることはなかった。
映画の展開のテンポは『ミッション8ミニッツ』にかなり近いものを感じた。

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エミリーブラントの新境地
本作を観た人には強く印象に残るであろうエミリーブラントの演技。
正直に言えばトムクルーズは本作では完全にエミリーブラントにくわれてる。
タフで、美しく、セクシーで、それゆえに女性の面も表現されてる。
バイオハザードやアベンジャーズなど、女性ヒーローが多く活躍するようになってきてる中で、本作のエミリーブラント演じるリタ・ヴラタスキは一瞬でその仲間入りをしたし、誰もが心惹かれたはず。(実際自分は本作でエミリーブラントに惚れた)
今後確実にメジャーになると確信させられた。

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4DXのクオリティ
4DXとは劇中に合わせ、自分の座席が揺れたり、時には臭いなどが伝わってくるという映画館における新システム。
まだ日本全体では4DXが導入されてる映画館は多くない。料金も通常料金+1000円とかなり高い。
なので、4DXで観る作品を下手に選ぶと観た後かなり痛い目にあう
戦闘シーンにも迫力があり映画全体を通して戦闘シーンがわりかし多い比率の本作を4DXデビュー作品に自分は選んだ
結果は◎。素晴らしかった。クオリティの高さや、今後の4DXの可能性など色々考えさせられた。


人類滅亡の危機を前に、感情ではなく論理的思考をかたくなに実行する登場人物たちが何と言っても気持ちがよい。
ここでは究極の軍隊的行動原理というか、無駄なく計算しつくされた動きをしないと即死リセットになる。
このロジカルなパズル要素が、ミステリ好きにはたまらないところだろう。
去年公開された、トムクルーズ主演の『オブリビオン』が大幅にこけてかなりの駄作になってたが、そんなこと一瞬にして忘れさせてくれる程大変良い出来になってると思う。
おそらく年齢層関係なく、どの世代でも楽しめる映画。

エミリーブラント万歳。