幼児虐待や育児放棄が 大きな社会問題になっている
もう30年以上昔のこと
お米を洗って、、、と言われた若い女子が 中性洗剤で米を洗った。。。
医者から 白湯を飲ませるように と言われた若い母親は
白湯って どこに売ってるのですか? と訊ねた。。。
笑い話のようだが それほど無知な親が現れかけていた時代の始まり
核家族の進展や隣近所との没交渉によって
当たり前のことを知らない若者たちが増えていた
彼の勤務する公民館では こうした現象を大きな社会問題と考えた
子育てに悩む母親が多くいる 日々の子育てを どうしてよいか分からない
苦しくてどうしようもないのだが
相談できる相手もおらず ひとりで悩むしかない
公民館のスタッフたちは 何度も何度も話し合った
知識不足が絶対的な問題だが それよりも大切なのは
人との交流ではないか・・・
そう考えたスタッフたちは 議論の結果 ひとつの講座を創り上げた
その講座は「子育て学級」と題された
公民館で 専門家を講師とした勉強会を開催した もちろん無料
そこでは育児・幼児教育・栄養・家庭生活など さまざまなことを学ぶ
お母さんたちが勉強をしている間
子育てに一段落した先輩のお母さんたちが
ボランティアとして子供たちの面倒をみる
そうすることで 母親たちは落ち着いて学ぶことができた
勉強会が終わると 同じ勉強仲間たちや
ボランティアとして参加している先輩お母さんたちとの 雑談交流の時間を設けた
その時間は どんな小さなことでも訊ねたり相談できる
そうして友達ができ 困ったときにはいつでも相談や愚痴を言い合う仲間ができた
何年かして 子供たちが大きくなったときには
「恩返し」と言いながら 多くのお母さんたちが
ボランティアとして勉強会に関わってくれるようになっていた
知識を与えることだけが教育ではない
人と人とをつなぎ お互いが言いたいことを言い
ときには愚痴を言い合い
そして疑問に思うことがすぐに聞ける
そうした 人と人が いきいきと暮らせる社会をつくること
それが社会教育なのだ
こうした取り組みが 30年前から全国に大きく広がっていたら
今のような幼児虐待や子育て放棄の社会問題は
大きく解消されていたのかも知れない
しかしながら こうした公民館の取り組みは
ほんとうにそれを必要とする都市部において
「行革」という名のもとに 骨抜きにされていった
公民館はあちこちの都市で廃止されたり 民間へ委託されていった
ほんとうに大切なものが失われていった。。。。
次は行政組織内部で彼が行った抵抗について
書いてみたいと思います