これから展覧会へ行くつもりの方へ、少しだけ。




もう開催一週間を過ぎたけど、まだまだ昼間は入場制限をする日もあるほど人気らしい。


そこで

【1】 チケットを定数しか販売しないナイトタイムがおすすめ。

ゆっくり見れます。

列から離れて、自分のペースで見ることも出来るし。


18:15~20:00(最終入場19:30)


私は、夕方ファミマでその日のナイトチケットを購入。

当日分は、定数に達し次第、販売終了なので注意。


【2】 まよわず足を踏み入れることを、おすすめ。

サク・・・。


また、入場時間前に到着して、入り口近くで待っている人が大勢いるが

ただボーっと待っているのは、もったいない。


せっかく上野のお山に来ているのです。

【3】 少し、周りを歩いてみることを、おすすめ。


まず、会場の『上野の森美術館』の前を見回してみましょう。

ここら一帯は大きな木がたくさん生い茂っていて薄暗いせいか、あまり人が入りません。


美術館の正面を見ると、石柱に囲まれた中に、小さな『塔』があります。




この塔は、最近は、いつも水浸しで、箒に囲まれているが、怒りもせずじっと佇んでいます。

上野のお山にもっとも縁の深い、この塔に、まずはご挨拶。


この塔の主は、わがブログの主、政宗殿とも、井上さんの『バカボンド』の主人公、宮本武蔵殿とも、同じ時代を生きた方です。

この方がいなければ、当然このお山も無かったでしょう。


伊達政宗(1567~1636年)

宮本武蔵(1584~1645年)?

塔の主 (1536~1643年)?


続いて、『塔』から右を見れば、うっそうと茂った木々の中に小高い丘。

ここは、昔の『古墳跡』。

まだ、武士も幕府もなかった1500年以上前に、この地に人が生きていた証です。


正面に戻って、『塔』の向こう側、林の外に見えるは、赤くきれいな『清水堂』(1695年頃、建築)。

この上野の『清水堂』は二代目です。

三人が生きている時には、先ほどの古墳の丘の上に建てられていたと看板にあります(1631建築)。


『清水堂』の手前には、石碑や灯籠が並ぶ間に『秋色桜』が。

これは別に、秋に咲く桜ではありません。

ある女の子と関係がある桜です。

彼女は、『清水堂』が今の場所に建てられたと同じ、元禄年間の人でした。


『塔』に戻って左を見ると、再び林の中に、ある方たちの『墓』が。



彼らは、上野のお山と、非常に関係が深い人たちです。

時は、1868年。

上の三人の時代から、200年以上あとの話です。


260年続いた、江戸時代の最後には、とんだ結末が待っていました。

100年以上、江戸の人々が桜を楽しんだ、このお山が、一日にして若者達のなきがらで埋め尽くされたのですから。


そして、『墓』の先には、明るい広場がひらけています。

そこには、犬を連れた、大きな男性の『像』が。

幕末に活躍した、有名な人物(1828~1877年)です。

彼は、江戸から明治という変革の波に飲み込まれ、最後を迎えます。





権力を握って政治に影響を与えた人、歌を詠んで人々を楽しませた人、初めから仕組まれた戦いに命を失った人、一旦は江戸を戦火から守りながら結局新しい組織に裏切られた人。


そして、剣を使って時代を駆け抜けた人。


このわずか数分で歩ける場所に、江戸時代の初めから終わりまでが、詰め込まれています。

彼らが物言わず伝える何かに、耳を澄まして・・・。




おまけ

『ゆずりあって』というのは、あそこに書いていい・・