今年の大河「どうする家康」が終わりました。

過去の戦国時代を捉えた大河ドラマの中では

見どころ多く、違った視点が多かった。

楽しませてもらった1年に、感謝です。

 

さて、徳川家康公の遺訓

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて、人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるより、まされり。

 

私の中のスポットは、

「いかりは敵と思え」のところです。

 

怒りの感情とは、小さなことから積み重なっていく。

小さい時点で、その気持ちを常に振り払う。

 

怒りは、自分の期待と結果に大きな差異が生じた時。

「裏切られた」という気持ちを操り、抑え

なぜそうなったのかを、次の対策に生かす。

 

怒りは、常日頃から、物事を悪く悪く捉える癖の延長

結果は誰にも変えられないが、悪くとるか

前向きな徳にするかは、人として大きな差。

悪く捉え、腹立たしい時間を過ごすことそのもの

大きな損失です。

 

悪くは、捉えない。

人の生き方は、みんな違う。

たとえ親子で会っても、違う。

天は、人の上に人をつくらず

才能とか、能力とか、比較する為のものではなく

世の中の為に生かすもの。

自分にできることを、ただ素直に行動する。

怒りは、百害あって一利なし。

 

ただ、「怒り」「感情」は、原始時代から

人類が唯一進化することのできなかった防衛本能でもあります。

 

感情と向き合うことに、終わりはないもの。