ドイツの哲学者カント
「人間は、自分の存在意義(世界そのもの)を知ることができない」
この世の全ては、”苦しみ”で形成されている。
苦しみの形成というのは、”苦しさが全て”ということではない。
幸福、快楽、安心、安定が手に入っても、それが長く続くことはない。
天変地異があり、体の衰えもあり、好不調は誰にでも起こる。
曲がった見方をすれば、変化を好まない人は、感情も減っていきそうだ。
良い時を感じられても、そこから下がっていく苦しみがある。
下がれば、今度は上がることができない苦しみもまたある。
おそらく、一般的には
何事もないことが、当たり前。
うまくいかないことは、苦しい、不幸だ。
これが、一切皆苦の教え、仏教での四法印の一つ
色は苦なり、受想行識
何事もなければ、有難いこと。
うまくいかないことは、それは人生では当たり前、一切皆苦。
苦しさを、苦しいままで、心に留めることなく
苦しさを、まず受け入れること。
苦しさは、自身を高める修行。
苦しみを生み出す形は、日常、当たり前。
囚われてはいけない。
心を磨くことに集中。