カーリング女子の予選リーグ
 

16日の競技を終えた時点で準決勝進出を決めていたのはスイスとスウェーデンの2か国。

 

そして、あとの残り2枠の選ばれ方についてをフォーカスしたい。

 

日本は、最終戦、スイス戦に敗れ、結果5勝4敗で、カナダ、イギリスと並ぶ。

 

その前に、同じ4勝4敗で上位を争っていた韓国がスウェーデンに敗れた。

 

 

さて、選手の一人が、「今世紀最大のサプライズ!」というコメントについて、運が味方しただけではなく、そこに地味な努力の積み重ねがあったこと。


強運とは、まさに実力のあるものが呼び込む出来事。

 

 

カーリングでは複数のチームが同じ勝敗で並んだ場合、そのチームどうしの直接対決の成績で順位が決まる。

 

ただ今回は、日本はカナダに勝ち、カナダはイギリスに勝ち、イギリスは日本に勝ち、そう、互いに1勝1敗で並んだ。

ここから先の決め方

 

この場合、各チームの「ラストストーンドロー(LSD)」の成績があるそうです。

 

※)「ラストストーンドロー」とは試合前、第1エンドの先攻・後攻を決めるために行うもので、チームで2人ずつ時計回りと反時計回りで1投ずつストーンを投げ、円の中心からストーンまでの距離の合計値が少ない方が選択権を得ることができる。

予選リーグの「ラストストーンドロー」のうち悪い数値の2つ除いた平均値である「ドローショットチャレンジ(DSC)」の値がより、その値が小さいチームが上位になります。より正確なショットのチームを決定付ける。

 

 


その「ドローショットチャレンジ」


 

 

結果は、イギリスが35.27センチ

 

日本が36センチ

 

カナダが45.44センチ。

 

これで残り2枠、イギリスが3位、日本が4位、準決勝進出を決めたルールの結末。

 

 

大混戦となった予選リーグ、最後はドローショットチャレンジの数センチの差が明暗を分けた。

 

 

ロコ・ソラーレの地味な一つ一つの積み重ね、チームの実力が成せる強運。

 


まさに最後の最後まで、諦めない姿勢に感動しました。