7月27日に開催されたユネスコ世界遺産委員会
地元、伊達市にあります北黄金貝塚
これらが、「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界遺産として登録決定。
実は、先日、そちらの貝塚公園を観て回ることができました。
この地域・エリアの縄文遺跡群がなぜ世界遺産登録なのか?
ガイドさんのお話を聞くと
① 縄文時代は、およそ1万年の計り知れない長期間だったということ。
② この縄文人は村をつくり、何百年も同じ場所に暮らす定住スタイル。
③ 定住は、遊牧民よりも、小さな子どもやお年寄りの寿命が延びた。
④ 自然を大切に調和を保ち、他の村との争いを避けていた。
⑤ 自然からの命の恵みに、感謝と再生の祈りを捧げていた。
⑥ 稲作スタイルを受け入れなかった。
紀元前3世紀あたりから弥生文化に変わり始めたと言われていますが、それらを差し引いても、我々のような現代人の感覚、抽象的に言うと、明治時代からスマホ技術までの期間に200年足らずで変革し続けた高速文化とは、まったく別次元の歴史背景だったことがわかります。
縄文人は敢えて、発展することを避けていたのでは?
発展とは、究極の便利さを追求し、短期間に大量生産を可能にする手法、勝者と敗者を決めるやり方。
なので発展には、どうしても無益な犠牲を伴います。
強いものと弱いものの序列、欲望への争いが起こり、奪い合いが起こる、自然破壊、環境破壊も起こる。
弥生時代から、現代人までの発展し続けた代償、負の遺産を
縄文人は、1万年の間、俯瞰していたのでしょうか?
教育委員会のHPには
「縄文人は自然環境の変化に合わせて生きることができた”スーパー狩猟採集民”です。どんな環境の時でも、山の中でも海の近くでも暮らすことができました。つまり、縄文人は土地の恵みを活かして、自然破壊を最小限に抑えることで自分たちが暮らしやすい環境を1万年間も守ってきたことが分かります。」
と書かれています。
世界遺産への評価、SDGs14の目標
今まさに「歴史は繰り返す」という意味なのでしょうか?