東京オリンピック・クライマックスの8日
男子マラソンは予定通り朝の7:00スタート
前日の女子マラソンに続き、札幌市内の周回コースで最終日を飾る。
私の中の東京2020オリンピック、スポットは、このレースで現役引退される大迫傑選手の走り。
粘りのレースを見せ、6位入賞のゴールシーンはもちろんですが
やはり何と言っても、8番手から、前の2人を抜き去り、その6位に着順を上げたあの瞬間、創生川通り35キロ過ぎにフォーカスしたい。
その少し前、30キロあたりで一度、先頭集団についていけなくなり8位に後退。ただ、おそらくあそこはついていけなくなったのではなく、ついていかなかったようにも見えました。現実に、2番手グループについていこうとしたアメリカの選手がその35キロでズルズル後退していました。そして、大迫選手の駆け引きは的中、満を持してその追い上げる力強いシーンに体が震えました。そこから、その先、第2グループには届かなかったのですが、”魂の走り”、記録やメダルよりも凄く価値があると思いました。
2018年のシカゴマラソン、2020年の東京マラソンで2度、日本記録を更新。日本のマラソン界を背負ってきた大迫選手、その大一番での力走、その表情、被っていた帽子を取り替える場面、ズバリ素敵でした。
中村選手、服部選手のお二人も、途中棄権ランナーが30人もいた中、最後まで諦めずにゴールしてくれました。
外国人選手の皆様も猛暑の中、お疲れ様でした。
オリンピックの感動を、素直に感謝したいです。