おばんでございます。畑(はた)でございます。
3月11日。
たくさんの人が様々なことを“おもう”日かと思います。
「おもう」という言葉には、色々な漢字がございますね。
「思う」・・・こまごまとかんがえる。いろいろとおもいをめぐらす。
「想う」・・・心に浮かべる。心が引かれる。
「惟う」・・・心を集中してよく考える。
「憶う」・・・心におもって忘れない。なつかしくおもい慕う。
「念う」・・・心の中でじっと考える。
「意う」・・・心の中でおもいはかる。
きっと、3月11日に対する“おもい”は人によって違っていて、どれも大事なことだと思いまする。その人にしかないおもい方で良いと思います。
もちろん、何もおもわなくてもいいと思います。
私は、今までたくさん支えてくださった方々を憶い、これからの道を惟いました。
畑は、東日本大震災があったことで今ここに居るのですが、政宗様が先程ラジオでお話されたように、「震災があったから今の自分がこうなってしまった」ではなく、「震災を契機にこう生きるようになった」と前向きにとらえておりまする。
あの日、失くしてしまったものは数えきれないほどございますが、その後に得たものもまた、たくさんございます。
私は、かけがえのないこの十一年があって良かったと、心から思っておりまする。この十一年があったからこそ、これからの未来を惟うことができました。
十一年間に出会えた皆様へ心から感謝を。
そして、これまでに得たものを大事にし、これからもともに前へ進んでいく所存でございます。
出立まであと20日、最後まで笑顔で過ごして参りたいと思いまする!
(東松島市のおのくんと)
畑