皆おばんである!!
此度の【令和2年度演武納め&片倉小十郎重綱出立式】
御覧頂き、ありがとうござった!
配信の中でも申したが、正直あの場に立つまで
「天へ還る」実感が湧かなかった。
朝起きて、屋敷を出て本陣へ向かい、甲冑に着替え、鉄籠に乗り出陣する!!
いつも通りだったんじゃ。
幾ら今日が天へ還る最後の日と考えても、全くその情景が儂には浮かばなかった。
儂の出立を知ってショックを受けた皆に、笑顔になってもらいたい。その為には、いつも通りの元気な重綱を見せるべきだと、思い込んでいたからなのかの〜
じゃが、政宗様の「名乗りを上げよ!」から儂の口上になる迄、成実様、父上、綱元様の背中を見ながら
「この光景も最後になるのか」と感じ
いざ儂の番となり、口上の中で「皆に名乗りをあげるのも最後か」と考えた途端、一気に実感が湧いたんじゃ。
※ここだけの話、口上中に泣いてしまうところだった笑
後は配信を観た御客人なら分かるであろう。
「伊達スペクタクルに一度でいいから出たい」という所から堰を切ったように思いが涙とともに溢れた。
武士たるもの、最後まで客人に涙は見せるまいと
笑顔でいたいと思っていたんだがな!
あんなにべそべそ泣いてしまっては「泣き虫」だと思われてしまいそうじゃ笑
じゃがな、ほんに儂も悔しかったんじゃ。
例年通りのおもてなしが出来ず、様々な催しに出陣致す機会も減り、最後の最後まで直接会って、一人一人に「ありがとう」という感謝の気持ちを伝える事が出来なかった。
県外の御客人の中には、一度も会えずに儂が天へ還ることになってしまった方もいる。
おもてなしとは、一期一会であるということを改めて実感致した。
「今」この瞬間というのは当たり前のようで、かけがえの無い時間だったんじゃなと。
何故、出立を迎える日まで儂は、今を大事に生きられなかったのかと、自身に腹が立っておる。
皆、儂のようになるでないぞ?
今を生き
今を楽しむのじゃ
そして、推しは推せる時に推すのじゃ!!
よいな???
さて、改めて皆に感謝の気持ちを綴らせて頂く。
この1年直接会えずとも、電子網を通じて皆に出会えたこと
配信でともに笑い、語り合い、楽しめたこと
儂宛に沢山の手紙を書いてくれたこと
儂の小さな夢であった「花押を書くこと」を叶えさせてくれたこと
Twitterにて#を付けて思いを伝えてくれたこと
儂はほんに幸せであった。
こんなに幸せでよいのかと思うほどに
応援してくれる、支えてくれる皆が居たからこそ
儂も日々鍛錬に励み、今日を迎える事が出来た。
皆には感謝してもしきれぬ。
ありがとう
これより先も、様々な困難や苦しい状況があるやもしれぬが案ずることは無い
皆には日ノ本一、
いや!!!!
世界一かっこいい
伊達武将隊がついておる!!!
皆とともに前へ歩んでくれる!
確と着いて行くのじゃぞ
最後に、耳にたこができるほど言わせて貰うが
天へ還っても、儂の心は皆とともにある!!
決して忘れるでないぞ
皆の未来に幸あれ!!!
1年間、片倉小十郎重綱を愛してくれてありがとう
儂も皆が大好きじゃ
出会った皆のこと決して忘れぬ
息災での
伊達武将隊
白石城二代目城主 鬼小十郎 片倉小十郎重綱