手札を眺めてみたところ、
どうやら結果は覚悟するべきらしい。
いや。
まだ早い。
このカード達を生かすも殺すも
結局すべてはわたしの選択次第。伊達です。
昔から、ゲームに負けることには慣れてる。
それは勝てると過信して負けた時に恥ずかしいからとか、
悔しさを表に出すことがカッコ悪い気がしているからとか、
あまりに単純且つ幼稚な理由で。
それでも、
勝利を諦めているわけではない。
負けに慣れていることと
負けを望むことはイコールではない。
わたしが人に勘違いされやすいのは
いつもここなんだろうと思う。
わたしが負けを望むことは、絶対にありえない。
勝利を目指した勝負にしか
わたしはそもそも興味もないし、惹かれないのだ。
それが勝率ほぼ0パーセントのゲームだろうが、
相手が無敗の強豪だろうが、
興味とわたしを動かす魅力があるなら
わたしは怯みも迷いもせずに挑むだろう。
あぁ。
なんてわたしらしいんだろう。
潔すぎて、吐き気が止まらないよ。
例えゲームに負けたとしたも、
なんてことない顔してわたしは笑う。
これも作戦のひとつだ、と
歪む視界に浮かぶ相手に強がり続けてみせよう。
最強のカードは、
決して使わない。使えない。
これを使うその時はきたなら、
それは世界の崩壊を意味する。
こうやって自分を脅すのが好きなのも
どうやらわたしらしさらしい。
天高く、祈り、願おう。
最後に笑うのが
わたし以外の誰かでありますように。
