真冬の月 | BTD

真冬の月

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学校着いてから止めたハズのiPodが、朝から今まで鳴ってたらしい。

電池が見たことがないくらい減っている。

ありえねぇ。

思いがけず口から出た。

おかげで、帰りは音楽がない状態で家路につくことに…。

帰りの電車。
聞こえるのは電車の走る音。
おばちゃんのざわめき。
男の笑い声。

イヤホンなしに携帯いじってたら、向かい側の長座席に座る女子中学生の声が耳に入ってきた。

なんか知らないけど俺の事言ったみたい。

女の子が黙った後、あとの二人の子から目線を感じた。

当然、知らないふり。

フラッシュバックする嫌な過去。

相変わらずこういう目線には慣れないと思った。

携帯をいじりながら気を紛らわす。

気がついたら降りる駅。

電車を降りる頃には、俺のいた車両に誰もいなかった。

駅から出て空を見上げると、昨日と同じ月が見えていた。