マーケットルール

以前、勤めていた会社で習ったこと。

マーケットでナンバー1のシェアを獲得した会社は、莫大な利益を得る。

2番目は、そこそこ黒字。

3番目以下、赤字。


このことは、麻雀などの賭けごとをやる人には体験的に分かるであろう。



ドラッカー先生によれば、リーダ的な地位に立つためには、市場や顧客の価値と、生産者や供給者としての特別の能力を結合する能力が必要らしい。




顧客って?

以前、統計学の講座に参加していた時、講師に、「あなたにとっての顧客について、よーく考えてみなさい」と言われたことがあった。


若かりし頃の僕には、皆目見当がつかなかった。

歳をとり、顧客について、考えられるようになった僕。


昨年度の顧客は、直属の上司だった。

上司に喜ばれる仕事を達成すること

これが、僕の打ち立てた「事業の定義」だった。




事業の定義

昨年度の僕の「事業の定義」は、大ヒットであった。

僕にパスを回せば、他の人と較べて、ほとんど上司の手を煩わせることなく結果に結び付けたからだ。

おかげで、短期で「クラスアップ」をすることに成功した。



ドラッカー先生によれば、「事業の定義」が時代遅れなものとなると、正しきことをしても、成功できないらしい。

クラスアップに伴う環境の変化は、昨年までの僕の「事業の定義」が流行遅れなものにさせている気がする。もはや、上司は僕の作成する書類をチェックすることはほとんどないからだ。




再定義

僕の書類を見るのはクライアントだ。

したがって、今年度からは、「クライアントを喜ばせる仕事」だ。


クライアントからのフィードバック情報をもっと活用しなければならない。

クライアントの打ち合わせにおいて、クライアントの求めるものを察する能力を高めなければならない。



何やら、「普通の弁理士さん」っぽいことを述べていることに気付いた。

ようやく僕も普通の弁理士さんになれたのだろうか。。