ありがとう
ドラッカー先生は、成功の秘訣として、「対人関係の改善」を挙げている。
「ありがとう」という言葉は、傲慢な自分を戒めるのによい言葉だと実感している。
年齢を経たせいか、傲慢な自分が見え隠れしていることを気付き始めた。
気付いた時には、極力、感謝の念を無理やり引き出すのだ。
そうすると、自分の傲慢さが不思議と緩和される。そして、多くの場合、その後、物事がうまく運ぶ。
上流工程と下流工程
仕事をする上で、自分が上流工程にいるのか下流工程にいるのかを認識することは大切だと思う。
「上流工程のヘマは、下流工程でのトラブルを引き起こす」
「下流工程のヘマは、上流工程に影響をあたえない」
工場経験で学んだ、一般則だ。
上流工程にある仕事をするときには、下流工程を含めて、細心の注意を払わなければ、よい結果が得られない。
しかしながら、多くの場合、上流工程の仕事をする人は、下流工程のトラブルに対して完全に無頓着になれる程度に「傲慢」である。特に、「先生」と呼ばれる人種ほど、「上流工程の傲慢者」となりやすい。
翻訳業務
特許業界において、外国出願は、多くの場合、「明細書作成者」と「翻訳者」との分業で行われる。
「上流工程」は、「明細書作成者」が担い、「下流工程」は「翻訳者」が担う。
前事務所の先生に、「翻訳なんて、日本語を英語に直すだけだろ」と言われたことがある。
彼が作成する明細書からは、よい外国出願を生み出すことはできないだろうと思った。
長所
以前に、自己の長所として、英語力と書いた。
しかしながら、僕の一般的な英語力は、留学経験のある人には到底及ばない。
多分、英訳しやすい日本語を作成する能力に長けていることが、僕の語学力の本質部分であろう。
このようなニッチなところであれば、きっと「1番」になれると思う。
敬意
大切なことは、一緒に働く人に対して、敬意を払うことだろう。
敬意を払うということは、一緒に働く人がやりやすいように自己の仕事のアウトプットを手渡すことを意味する。
能力的にそのようなアウトプットが現状においてできなくとも、受け取った方は、努力の跡を感じ取るであろうし、敬意を持ち続けることが自身の能力の向上につながる気がする。
このようなプラスのスパイラルを多く作り出せれば、きっと「成功」できるはず。。多分。。