2001年,RAIN技術の売り込みにフォーカス | Data Stone

2001年,RAIN技術の売り込みにフォーカス

2001年1月頃から、FilePool社は製品のポジショニングやマーケティング戦略を変更した。

これまでe-Clipを使ったインターネット上でのファイル交換の仕組みを中心に宣伝してきたのに対し、2001年1月頃からはPool機能を実現する技術に比重を置くようになった。

具体的にはストレージ市場をターゲットに以下の技術や製品,サービスを宣伝するようになった。

・RAIN (Redundant Array of Inexpensive Nodes) アーキテクチャ
・CAN (Content Addressed Network)
・Managed Storage Services

RAINアーキテクチャ

FilePool社はPool機能を実現する基礎技術をRAINと呼んだ。RAINとは複数のPCサーバを冗長化を持たせて束ね,仮想的な巨大ストレージ・プールに見せかける技術である。

CAN

FilePool社はRAINで実現するコンテンツ用ネットワークをCANと呼んだ。当時ストレージ業界でホットであったNASやSANと自社のCANを比較し,CANの優位点を宣伝した。

CANのアドバンテージ

- ビット単価が安い
- 容量のスケーラビリティが高い
- Self-Healing技術による管理コストの低減
- データにアクセスする際にデータの場所を指定するのではなく,データのコンテンツ自身をアドレスに使う。これによりデータの物理的な場所を気にせずにデータにアクセスできる

CANの用途

- オンライン・アーカイブ
- コンテンツ・ディストリビューション
- メールの付属ファイルやファイルの共有
- ドキュメントやスキャン画像の保管

FilePool社は,自社ソフトウェアを利用するためのSDKやAPIの提供も行った。

Managed Storage Services

これまで提供していたezAttachサービスはManaged Storage Servicesと呼ぶようになった。

当時ストレージ業界ではSSP (Storage Service Provider) と呼ぶストレージのアウトソーシング・サービスが注目を浴びていた。


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いよいよRAINやContent Addressedという言葉が出てきます。EMCはCentera発表時にこれらのを使いました。

ただこの時点ではまだアーカイブ専用ストレージにフォーカスできていません。何にでも使えるよ,だからと言って特にこれに使えるというわけでもない,といった感じです。