事例2:EMC社Centera製品 | Data Stone

事例2:EMC社Centera製品

技術適用先の遍歴

大企業であるEMC社がベンチャー企業に先駆けてCASという新しい製品分野を開拓するできた。

その理由は,技術の適用先を見つけたマーケティング力と未知の市場に参入する決断力があったからではないだろうか。

Table 4 : 技術適用先の遍歴

1991
・Wave Research社設立。Mac向けソフト・ディストリビューション製品の開発

1996
・Wave Research社,インターネット・ファイル・ディストリビューションにフォーカスを移す

1996~1998
・Wave Research社,技術開発に専念

1998
・Wave Research社,社名をFilePoolに変更

1999
・FilePool社,Internet上でデータの保管と共有を行うソフトウェア製品e-ClipとPoolを販売開始

2000
・FilePool社,インターネット・ストレージ・サービスezAttachを開始

2001
・1月,FilePool社,ストレージ市場にフォーカスを移す。RAIN技術,CAN,Managed Storage Servicesを宣伝
・4月,EMC社がFilePool社を買収

2002
・EMC社がCenteraを発表。Fixed Contents向けストレージCASコンセプトを作る

2003
・EMC社が規制準拠向け機能を追加したCentera Compliance Editionを発表
・EMC社に追従し,ベンチャー企業数社がアーカイブ向けストレージを発表


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次の事例はEMC社のCentera製品です。

EMC社はデータ・アーカイブに特化したストレージであるCAS (Content Addressed Storage) という新製品分野を生み出しました。

データとデータを説明するメタ・データをオブジェクトとしてセットで格納するCASは,ストレージの付加価値を高める良いアイデアだったと思います。

大企業の中で働いていても,このような斬新な製品を世に出してみたいものです。