こんにちは!DATA STATIONの森山です。
引き続きPhotoshop(フォトショップ)を使用した植栽表現の後編です!
今回もお役立ちのテクニックをご紹介します!
前回までは、樹木の画像の配置や不要な部分の削除の仕方などまで行いました。
最後の仕上げとして、各樹木の画像を、パースに馴染ませていきましょう!
樹木の違和感の原因として、
光に照らされている方向が建物と異なっていることと
コントラストや色味が合ってないというのがあげられます。
■[覆い焼きツール][焼きこみツール]を使う!
光の照らされ方を表現する方法としては
フォトショップの[覆い焼きツール][焼きこみツール]を使用して
樹木に光や陰を描く様に調整していく方法がおススメです!
実際に使用してみればすぐわかりますが、このツールは色を塗るのではなく
触った範囲のコントラストなどを強調してくれるツールです。
2つの違いをおおざっぱに言うと、
[覆い焼き]が明るく、[焼きこみ]が濃くしてくれる感じでしょうか。
実際に使用した結果がコチラ!
樹木が左上から光に照らされた感じになっていませんか?
多少の慣れは必要ですが、繊細な操作があまり必要されなく、
失敗が少ないのでおススメな方法です。
また、コツとしては
同系統の樹木のレイヤーを結合して一気に処理すると、調整がしやすいです!
■[塗りつぶしレイヤー]で全体の色を整える!
各樹木によって色味がバラバラで、それはそれでリアルとはいえますが、
1枚の絵としてみた場合、樹木の種類によっては
どうしても悪目立ちしてしまう場合があります。
そういった症状を、[塗りつぶしレイヤー]を使った方法で軽減してみましょう。
1:まずは樹木のレイヤーをすべて結合するなどして、
[自動選択ツール]で全選択できるようにします。
2:樹木を全選択後、[レイヤー] → [新規塗りつぶしレイヤー] → [べた塗り]の
順に選択します。
3:任意の色を選択できるので、好きな色を選んでみましょう。
[塗りつぶしレイヤー]が作成されます。色は後から自由に変更できます。
4:[塗りつぶしレイヤー]を下記の画像の様に調整します!
※乗せる色により、樹木の色味が微妙に変化します。
下記に比較画像を乗せているので参考にしてみてください。
この操作により
色のトーンがバラバラの樹木を落ち着かせ、全体を馴染ませる効果があります!
・赤色レイヤー
・黄色レイヤー
・青色レイヤー
これで樹木、植栽の表現、調整が終わりました。
次回は背景、車、その他の部分を簡単に仕上げていよいよ外観パースの完成です!
更新は8/9(火)を予定しています!
ぜひチェックの程、宜しくお願い致します!