こんばんは、鈴木です。

 

今日は、VANNAの中でも特に悩みながら作った「予約管理」の画面について、開発の裏側を書いてみようと思います。

 

VANNAを作る前、いろいろなサロンの予約の実態を調べていて、驚いたことがあります。紙の予約帳、LINEでのやり取り、電話でのメモ、SNSのDM。予約の入口がバラバラで、それを一冊のノートや頭の中でつなぎ合わせている方が、想像していたよりずっと多かったのです。

 

「今日の3時、田中様のお名前でお席空いてましたっけ」と聞かれて、慌ててノートをめくる。LINEで来た予約の返信を、後回しにしているうちに忘れてしまう。同じ時間に二人分の予約を受けてしまい、片方にお詫びの連絡をする。そうした小さなヒヤリとする瞬間が、日々の営業の中に積み重なっているのではないかと思いました。

 

これは、管理が下手だとかいう話では、まったくありません。むしろ逆で、目の前のお客様に集中しているからこそ、裏側の管理にまで手が回らなくなる。当然のことだと思います。

 

だからこそ、予約管理の画面を作るときは、「これ以上頑張らなくても、自然と整理される」状態を目指しました。予約の申込みが入ったら、一覧でパッと確認できること。確定・完了・キャンセルのステータスが、迷わず切り替えられること。誰が担当なのか、どこから予約が来たのかが、一目でわかること。

 

正直、機能としてはもっと足せることがたくさんありました。自動リマインドの文面を細かくカスタマイズできるようにするとか、スタッフごとの稼働率を色分け表示するとか、アイデアは尽きません。ただ、機能を足せば足すほど、画面は複雑になり、「結局どこを見ればいいのか分からない」状態に近づいてしまいます。

 

何度も画面を作り直しながら、たどり着いたのは「まずは今日、確認しなければいけないことだけが、迷わず目に入ること」でした。多機能であることよりも、忙しい合間にスマホでサッと開いて、迷わず状況を把握できることの方が、実際の現場ではずっと価値があると感じたからです。

 

この判断が正解かどうかは、正直まだわかりません。使ってくださる方の声を聞きながら、これからも直していく部分だと思っています。それでも、ノートやLINEのやり取りに追われて、本当にやりたい仕事に集中できない時間が少しでも減ったら、作った意味があったと思えます。

 

次は、顧客台帳の画面についても、機会があれば書いてみようと思います。今日も読んでくださって、ありがとうございました。

 

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鈴木健一郎(データサイエンティスト)

 

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