米国国家のソーシャルグラフへの関心 | DataMKのブログ

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データサイエンティストという肩書で仕事してます。
最近の関心事は、オープンデータ、ソーシャルグラフ、トポロジーなどです。
オープンデータ(行政、ソーシャル)をネタに記事を書いてます。

こんばんは、dataMKです。

ソーシャルグラフについて気になるニュースを見つけたのでご紹介します。

ソーシャルグラフというとtwitterやfacebookが思いつきますが、米国家安全保障局(NSA)が通話や電子メールのデータから交流の相関図を作っているというニュースです。


http://japan.cnet.com/news/society/35037821/


最近では、元CIAのスノーデン氏の事件もありましたがこういうことが国家レベルで行われていることに驚きです。通話や、電子メールのデータを使えばかなりリアルな人と人との関係がわかります。

これはこれで価値のあるソーシャルグラフですが、ネット上の世界では緩いつながりが多いのが現状です。


この緩いつながりが大事な気がするのです。


口コミが広がるといった場合、ソーシャルグラフ上強いつながりのあるコミュニティー内に伝搬するのは
想像に遠くないです。強いつながりのあるコミュニティーというのは、家族であったり、友人であったり、
会社の同僚といったことを想定してます。


口コミが広がるという現象はこのコミュニティーから別のコミュニティーに伝搬することが肝要です。

このコミュニティーから別のコミュニティーに伝搬させるためには、媒介者(ハブ)が必要です。
このハブはコミュニティー間の橋渡しをする存在でコミュニティー間を緩くつなげている存在です。

このハブを見つけるにはネット上のつながりというのが重要になってきます。


この弱い繋がりを見つけるにはどうしたら良いのでしょうか?

逆に言うと、ソーシャルグラフからコミュニティーを見つけるにはどうしたら良いのでしょうか?

次回は、このあたりを具体的に分析するアプローチを書きたいです。